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首まで赤くなる私は、サボに掴まれているおかげでいつもは首元を隠す襟も意味をなさない。
つまり、顔を隠しても後ろからは真っ赤な首が丸見えなわけで。
「〜〜〜っ！！A！！」
「うるさい触るな手を回すな嬉しそうな顔するな！！」
「あはは、エースの顔見てないのに分かるなんてAも察しがいいな」
他人事のように笑うサボを滲む視界で睨む。恥ずかしさで消えてしまいたかった。視界の端でこちらを見るエースが見えて、顔を見られたと両手で隠すがその上から抱き締められてしまった。
エースは嬉しくなると触れたがる人だが、私はその時絶対に死にそうな思いになっているわけで。
「もうやだ……」
「なんでだよ！俺は嬉しいぞ〜、A！」
「うるさい…………だってそうじゃん……」
好きな人は、独占したくなるじゃん。
ポツリと溢れた本音に口を抑えるも、既に遅い。
ヒュッ、と真顔になったエース。素早く首を動かして、サボを探すがいつのまにか首襟から手を離してこの場から消えていた。気配を探しても、いない。
逃げた！！！！
「……はぁぁああ」
「……」
ビクリと肩が揺れて、この密着状態でバレないわけがないので更に腕に力が込められる。もうこれ以上くっつかないって。言いたくとも言葉を出すのを許されない雰囲気にキュッと口を結ぶ。
「……長かった…………」
「……？？」
なにが？と言いたげな私を見てエースが笑う。
それと同時にまた表情が変わって、不機嫌そう。
パチパチと瞬きする私にはその表情の意味がわからず、それが伝わったのか不機嫌そうなままエースが口を開く
「お前も気をつけろよ」
「？」
「サボだよ！！同じ革命軍とはいえ、距離が近いときがあるぞ！！！」
いくらサボでも、いや、サボだからこそ許さねェ！！と騒ぐエースは私を見ずにサボが帰っていったであろう家の方角を睨む。
いや、それは……
「……サボは、しょうがない。」
「なんでだよ！！？」
「……サボだから？」
多分あれは無意識の距離だし。確かにコアラちゃんとかにはしていないが、幼い頃を知るとなると心理的にも近しく思ってもしょうがないんじゃないだろうか。
黙々と思考する私にエースは更に不機嫌。
あ、と思う頃にはキスされて私の思考の渦はせき止められた
「もう黙れ。考えるな」
「……」
理不尽。そう思いつつ黙り、思考を放棄して彼のしたいようにさせた。
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yKIcXedzgwAXtB0(プロフ) - すごくキュンキュンしました！！少年の少しかわいらしい感じとかが表れてて悶えまくってました(*´∀｀*)ﾎﾟｯ (2022年6月6日 0時) (
レス) @page23 id: 419acffcc5 (このIDを非表示/違反報告)
ロロ - すごくよかった✨泣きそうになっちゃった〜( ＞Д＜；)またどこかで会えるって信じたい！😆 (2022年2月22日 10時) (レス) id: 9b9224080b (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - ゆゆさん» コルボ山時代は書いてて楽しかったので、存分に堪能して頂けたようで嬉しいです！語彙力低下するほど感情移入して頂けた証拠ですので、謝ることは何一つとしてありませんよ！コメントと有り難いお言葉ありがとうございました！ (2020年8月14日 0時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - コルボ山時代のお話、すごく甘酸っぱくて微笑ましくて頬緩みっぱなしでした・・・・(TT) 本当に最高な作品に出会えた気がします、最高な故に語彙力が低下してしまい申し訳無いです;_; (2020年8月13日 23時) (レス) id: 1a92e170c3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - ホウ酸さん» 有り難いお言葉有り難いございます。何ヶ月も前の作品にコメント頂けると思っていなかったのでとても嬉しいです！コメントありがとうございました！！ (2020年7月26日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2020年1月30日 0時
