IF番外編 side.She ページ22
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「もう許してやれよ、A」
「……」
「なんだ、俺にも怒ってたのか」
「……」
「当たり前って？悪ィ悪ィ」
ポンポンと気軽に頭を撫でるサボ。膝に埋めていた顔を上げて睨むも、爽やかな笑顔を返される。
というか、まるで会話するように私の言いたい事を読むサボは流石としか言えない。何一つとして間違ってないし、昔より察する事への精度が上がってる。
今、私はこの三人に怒っていた。
理由はまた服を着ずに家を歩き回っていたからだ。
ダダンさんはカンカンで、水浸しの家を拭けと三人を追いかけて、案の定捕まらなかった。そのせいで代わりに私がやらされた。
ドグラさんやみんなも手伝ってくれたけど、とうの三人は山で狩りをしていて、良い笑顔で帰ってきた。三人とも、雑巾を洗い終わった私を見て青い顔。
以来、一週間近く喋ってない。
話しかけられてもそっぽ向いてる
「……反省した？」
「してるさ。ルフィはお菓子作ってもらえなくていっつも腹空かしてるし、エースなんか凄いぞ」
「……エースは、気をつけてほしい」
「……」
軽く目を細めたサボ。それに気付かず、地面を見ながら体を縮こませる。
エースが好きだと言ってくれるのと同じくらい、私だってエースが好きだ。世の女性なら分かってもらえると信じてる、私のこの考え
モゴモゴと口の中で言葉を持て余すと、サボが「ん？」と優しい笑顔で聞こうと耳を傾ける
「……恋人の、好きな人の、裸、とか、見られたくないじゃん」
「！！……ほォ〜？」
「……な、なに」
言い澱みながらも、本音をこぼすとサボが目ざとく反応する。唇を尖らせると喉を震わせて笑い、また撫でる。今度は少し押さえつけるように強く。
「よくある展開だな。
だ、そうだぞ、エース」
「…………」
「逃げるな逃げるな」
立ち上がってサボの横を通り、走り抜けようとした私の首襟を掴んで離さないサボ。竜とか言うだけあってサボの握力よりも先に服がダメになりそうだったのでおとなしく足を止める。
身体が、熱い。
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yKIcXedzgwAXtB0(プロフ) - すごくキュンキュンしました！！少年の少しかわいらしい感じとかが表れてて悶えまくってました(*´∀｀*)ﾎﾟｯ (2022年6月6日 0時) (
レス) @page23 id: 419acffcc5 (このIDを非表示/違反報告)
ロロ - すごくよかった✨泣きそうになっちゃった〜( ＞Д＜；)またどこかで会えるって信じたい！😆 (2022年2月22日 10時) (レス) id: 9b9224080b (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - ゆゆさん» コルボ山時代は書いてて楽しかったので、存分に堪能して頂けたようで嬉しいです！語彙力低下するほど感情移入して頂けた証拠ですので、謝ることは何一つとしてありませんよ！コメントと有り難いお言葉ありがとうございました！ (2020年8月14日 0時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - コルボ山時代のお話、すごく甘酸っぱくて微笑ましくて頬緩みっぱなしでした・・・・(TT) 本当に最高な作品に出会えた気がします、最高な故に語彙力が低下してしまい申し訳無いです;_; (2020年8月13日 23時) (レス) id: 1a92e170c3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - ホウ酸さん» 有り難いお言葉有り難いございます。何ヶ月も前の作品にコメント頂けると思っていなかったのでとても嬉しいです！コメントありがとうございました！！ (2020年7月26日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2020年1月30日 0時
