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「……」
「……」
変な汗が噴き出す。俺の現状はバスタオルを腰に巻いて、それだけ。濡れた髪やら体やらは放置して、とにかく服を探すのに必死だった。ポタポタと床に雫が落ちる
エースから聞くに、Aは男慣れしていなくて上着脱いだだけでも叫ぶらしい。叫ぶはともかく、恋人持ちの女の前でほぼ全裸という事実が俺の頭と心に痛みを生む。
すまねェ、エース……！！！！
ていうかどこ行ってんだ、エース！ルフィ！！
別の部屋に探しに行ったのか、どこにもいない二人を心の奥で必死に呼び寄せるが意味など皆無。どうしようと変な汗がダラダラ
「あ、いや、これは、」
「……服、無いの？」
「え、あ、ぁあ、そうなんだ」
「取ってこようか。最初の方に干したやつでも乾いてるかわかんないけど。」
「……あ、あぁ。頼む」
あれ？
俺は首を傾げる。本当に癖になってるのかもしれないこの動作。首を傾げた俺に合わせて彼女も首を傾げる。
男慣れどころか、俺が服を着てないことになんの動揺も見せない。目をパチパチさせているAに俺もパチパチ。なんだこれ。
「おいサボ、見つかったか…………」
「……まぁ、見つかりはしたな。」
Aに。
そう付け足すとエースは真っ青になる。必死で弁明しようとしたエースに俺は口を開こうとすると、耳をつんざく叫びが。
「びゃぁああああ！！！」
「わ、悪ィA！！」
「うるさいバカこっち来るなぁぁあ！！」
「……？？？！！？」
首まで真っ赤にして、駆け寄るエースに拳を振るう。しかし何も意味はなく、エースの顔が火になって、元に戻る。大混乱の彼女はうずくまろうとしたが、その前にエースに抱き抱えられ更にパニック。泣いてさえいるAに俺は気付く
ーーーあー、なるほど。確かに
必死で謝りなだめるエースだが、意味は全くない。なんせ、原因の全裸は何にも解決してないからな。
しかも子どもを抱えるように腕に彼女を乗せるから余計に密着して更に酷い。
しばらくしてルフィが俺たちの分の服を持ってきてくれて、それを着ることでなんとか収束したものの、案の定Aは口を利かずエースは落ち込んでた
「エース、一つ教えてやろうか」
「……なんだよ」
「A、俺の見ても何にも反応しなかったぞ」
「は？なんの話………………A！！！！！」
「え、は、な、びゃぁあああああ！！！！」
山に響く絶叫に、俺は腹を抱えて笑った。
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yKIcXedzgwAXtB0(プロフ) - すごくキュンキュンしました！！少年の少しかわいらしい感じとかが表れてて悶えまくってました(*´∀｀*)ﾎﾟｯ (2022年6月6日 0時) (
レス) @page23 id: 419acffcc5 (このIDを非表示/違反報告)
ロロ - すごくよかった✨泣きそうになっちゃった〜( ＞Д＜；)またどこかで会えるって信じたい！😆 (2022年2月22日 10時) (レス) id: 9b9224080b (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - ゆゆさん» コルボ山時代は書いてて楽しかったので、存分に堪能して頂けたようで嬉しいです！語彙力低下するほど感情移入して頂けた証拠ですので、謝ることは何一つとしてありませんよ！コメントと有り難いお言葉ありがとうございました！ (2020年8月14日 0時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - コルボ山時代のお話、すごく甘酸っぱくて微笑ましくて頬緩みっぱなしでした・・・・(TT) 本当に最高な作品に出会えた気がします、最高な故に語彙力が低下してしまい申し訳無いです;_; (2020年8月13日 23時) (レス) id: 1a92e170c3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - ホウ酸さん» 有り難いお言葉有り難いございます。何ヶ月も前の作品にコメント頂けると思っていなかったのでとても嬉しいです！コメントありがとうございました！！ (2020年7月26日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2020年1月30日 0時
