２話 ページ2
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革命軍も暇ではないが、やはり人。絶え間なく彼女に関する噂が流れ続けていた。
俺が好きで革命軍に入っただの、元は天竜人の……だの。前者は知らないが、後者は違うと何故か断言出来た。後は……忘れた。
そして、その噂を本人に聞く勇者がいた。
「バカだろ、コアラ」
「なんで！？」
「噂を本人に聞くやつがあるか」
「聞こうとして聞いてないよ！！寧ろ、向こうから聞かれたの！」
ここしばらくずっと視線を感じるのだが、何か噂でも流れているのかと。なかなか鋭い奴なんだなと思いつつ、むくれながらも話し続けるコアラの話に耳を傾ける
「まず、天竜人の噂は全くの嘘で、とある山賊のところで数年間育てられたんだって」
「へぇ。山賊」
「意外だよね。後はねー」
歳が近いとコアラも彼女も話しやすいのか、俺の思っていた以上に彼女の情報をコアラは持っていた。どれだけ話してるんだと呆れつつ、黙って聞き流す
「あ、あとサボくんが好きでここに来たんじゃないかってやつ。
あれも誤解だって！革命軍に入ったのも別の理由だし、恋人がいるらしいよ〜！！」
「へー……」
キャッキャと楽しそうなコアラを横目に考える。
恋人。何故だか、その恋人とやらに親近感に近いものが湧く。俺は彼女にそんなにも思い入れがあったのかと首を傾げるがコアラは気付かない。
何か、何かがいつも普通とは違う。
彼女の近くにいて、色んな彼女の側面を見ているとそれら全てに既視感があり、普通初対面の人間には抱かない筈の感情が湧き出ることもある。
恋……ではないな。そういう柄じゃない。
多分、と言い訳のように付け足しながら、まだ何か話すコアラを放って次の任務に足を踏み出した
「あ、あとね、Aちゃんはサボくんのこと知ってたんだって」
そんな言葉が聞こえていたら、俺はどういうことだと問い詰めていただろう。
今更、意味無いんだよ。
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yKIcXedzgwAXtB0(プロフ) - すごくキュンキュンしました！！少年の少しかわいらしい感じとかが表れてて悶えまくってました(*´∀｀*)ﾎﾟｯ (2022年6月6日 0時) (
レス) @page23 id: 419acffcc5 (このIDを非表示/違反報告)
ロロ - すごくよかった✨泣きそうになっちゃった〜( ＞Д＜；)またどこかで会えるって信じたい！😆 (2022年2月22日 10時) (レス) id: 9b9224080b (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - ゆゆさん» コルボ山時代は書いてて楽しかったので、存分に堪能して頂けたようで嬉しいです！語彙力低下するほど感情移入して頂けた証拠ですので、謝ることは何一つとしてありませんよ！コメントと有り難いお言葉ありがとうございました！ (2020年8月14日 0時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - コルボ山時代のお話、すごく甘酸っぱくて微笑ましくて頬緩みっぱなしでした・・・・(TT) 本当に最高な作品に出会えた気がします、最高な故に語彙力が低下してしまい申し訳無いです;_; (2020年8月13日 23時) (レス) id: 1a92e170c3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - ホウ酸さん» 有り難いお言葉有り難いございます。何ヶ月も前の作品にコメント頂けると思っていなかったのでとても嬉しいです！コメントありがとうございました！！ (2020年7月26日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2020年1月30日 0時
