２７話 ページ27
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「……」
「悪い事は言わん。推薦される男も良い奴だと保証しよう。人並みの幸せは得られる」
穏やかにジジイがアイツを諭すように話す。軽く俯いたままで、表情は見えない。
もし、アイツがその話を受けたら。
もし、アイツが誰かの元へ嫁いだら。
ーーーーイヤだ
単純明快過ぎる答えが脳内で弾ける。
答えが弾けて、俺の腹の奥底から言葉も弾けて我慢なんか一瞬もしなかった
「フザけんな！！！！」
なにかを発そうと口を開いたアイツの言葉を打ち消して叫ぶ。また遮っちまったと思いながらも、止められない。ガープのジジイが目を見開いている
「弱っちい女一人をここに置いていって、なにヌカしてやがる！！」
今でも覚えている。ガープに置いていかれるアイツの横顔を。しかも、置いていったのはガープで、アイツの父親でもなかった。ここに来るまでの船旅の中にすら父親はいなかったのだ。
長い期間、アイツがまともに話せなかったのはその海賊に襲われた過去とーーーー父親に置いていかれたからじゃねぇのか！！？
「……エース」
「……」
邪魔するなと言いたげに俺を呼ぶジジイと、驚き顔で固まるアイツ。ルフィはようやく復活したらしく、横に戻ってくる
「そうだよ、じいちゃん！
Aは俺の船に乗せるんだよ！」
「させるかァ！！なにを言うとるんじゃルフィ！」
乗せるんだ！乗せん！と同じことを言い続けてお互いの意見を全く譲らないルフィとジジイ。終始置いてきぼりで話の中心のはずのアイツもぽかんとして会話に挟めそうにない。
「……ようやく、話せるようになったとこなんだよ」
「！」
「黙ってつれていかせるわけねェだろ、ジジイ！！」
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雅榴(プロフ) - 草団子さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！我ながら懐かしいなと思いつつ、未だコメントを頂ける喜びを噛み締めております。コメントありがとうございました！楽しんで頂けたなら幸いです。 (2022年2月7日 2時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
草団子 - 神作品とは、まさにこの作品の為にあると思いました。 (2022年2月6日 15時) (レス) @page39 id: c9f8dc2643 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - おいしいくじらさん» 楽しんで頂けたようで何よりです(笑)かなり前に終わったにも関わらず閲覧していただきありがとうございました。別作品も楽しんで頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました！！ (2020年9月5日 1時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
おいしいくじら(プロフ) - あぁぁあぁあっ！！！好きです！！！！小さい頃のエースとの甘酸っぱいやり取りも、成長した2人の愛情もすごく好きですっっ！！ (2020年9月2日 7時) (レス) id: 6b76715b64 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - Mさん» 返信遅れてすみません！暖かいコメントありがとうございます、これからも好き勝手にしてはいますが、頑張りたいと思います。コメントありがとうございました！ (2020年2月13日 6時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2020年1月24日 18時
