８話 ページ8
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質問すると、ニシシ、と笑って答えた。
「欲しい！メリーを修理してんのはウソップなんだけどよ、やっぱ欲しいじゃねぇか！船大工！」
「そうですね。海賊をするなら、仲間に最も必要な職の一つとも言えるでしょうね
むしろ、良くこれまで持ちこたえられましたね。この船」
「だろ！？メリーはすげぇんだ！」
船長である麦わらのルフィが快活で無垢な笑顔を浮かべて自分の船が褒められたことを純粋に喜ぶ
なるほど、単純な性格をしているらしい。
ちらりと足元を見やり、手すりやマストを見る。
数メートルは距離があるが、それでも見える傷がある。修復というより補修だ。しかも慣れない補修でなんとか立っているものの、強い衝撃を受けたら時期に折れるだろう
「……今すぐにでも、向かった方が良いと思いますよ。おそらく、航海士さんの
「そうなの？」
「はい」
見せてもらうと、案の定W7を指す指針。
ニッコリと、笑みを浮かべた
「海賊なら金品の一つは持っているでしょう？
あそこの中央街なら、億単位の取引が出来ますよ」
「本当！！？」
「はい。結構栄えた都市なので」
目をお金できらめかせるナミさん。わかりやすくて助かる。ニコ・ロビンはそんなナミさんや麦わらのルフィを見て微笑んでいる。この船は居心地が良いらしい。
「で、でも、海賊が行っていいのか？」
「はい、勿論。あそこの船大工達は腕前だけじゃなく戦闘員としても一流なので、ヤワな海賊が来ても捻り潰されて終わりです。
けれど船大工達にとって海賊も立派な商売相手なので、理解のある海賊は一人の客として扱ってくれますよ」
「はぁーー……そりゃまたすげぇな」
不安げだったウソップはどこか安心と恐怖を交えた声を漏らす。そりゃまぁ、政府の人間もいるわけで。ヤワな海賊に負けるようじゃ潜入出来ない。
「どうです？W7」
「行こう！！」
麦わら帽子を軽く抑え、彼は笑った。
響かせた。あの街に来ると。
ニィ、と笑みを見せて彼に微笑みかけた
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雅榴(プロフ) - マザーティラサウルスさん» 2年も前の作品を見て頂きありがとうございます！当時とても悩みながらやっていた記憶があるので、そう言って頂けると、とても嬉しいです。コメントありがとうございました！他作品でもお会い出来たら嬉しいです。 (2022年8月12日 15時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
マザーティラサウルス - 一気読みさせていただきました！とても面白く、そして切なくて感動してしまいました。この物語を生み出してくれてありがとうございます (2022年8月12日 12時) (レス) id: 8c175f049d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2020年1月11日 22時
