３１話 ページ31
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「"ロープアクション"！！
"ボーラインノット"！！！」
ルッチの手首に縄が絡みつき、器用なまでにしっかりと結ばれる。それを確認し、パウリーさんは伸びる紐を掴み、そのまま全身を使って投げる動作をすると、紐に繋がれたルッチが飛んだ
「"オシオキ"！！！"一本釣り"！！！」
「ちょっと！！！そんな本気で……！！！」
「ンマー、いつもの事だ……」
慣れ過ぎて何の反応も見せないアイスバーグさん。
私はというと、額を抑えてキリキリ痛む頭に耐えている。ルッチにあんなもの効きゃあしないし、何も心配もしていないが……
「あれ見ろ！！！腕一本で……！！
今の衝撃、受け止めてるぞ！！！」
緩んで解けたロープ。捕らえられていた手で、ルッチは地面を掴むようにして片手で逆立ち。技の衝撃で指は地面に食い込んでいるが、腕を曲げて綺麗なまでの片手倒立。地面にヒビが走った。
ロープをしまうパウリーさんの背後に歩み寄ると、彼は気付いたのか少し下にある私の顔を見下ろす。
私は、思いっきり手刀を彼の脳天に振り下ろした
「悪いのはーーーーアンタでしょうが！！」
「いってェ！！」
「なァに逆ギレしてるんですか！
人のヤガラブルで窃盗しようとするわ、お客様のお金盗もうとするわ、今のところ最悪ですからね！」
「うるせェな！あんだけあるなら一割くらいいいだろ！」
「割り勘の時、絶対に１ベリーもまけないアンタが言っても説得力無いんですよ！！」
「ンマー、相変わらず仲が良いな」
「セクハラですね」
ギャアギャア言い合う私とパウリーさんに慣れたルッチは手を叩いて土ぼこりを落とし、アイスバーグさんとカリファは微笑ましげに見てくる。嬉しくないし、やめてください！！
ルフィさん達はよくわかっていないのかポカンとした後、ルフィさんが叫んだ
「おい、ゴーグルのお前っ！！」
「！？」
唐突のご指名に驚くパウリーさん。
口喧嘩は中断された。
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雅榴(プロフ) - マザーティラサウルスさん» 2年も前の作品を見て頂きありがとうございます！当時とても悩みながらやっていた記憶があるので、そう言って頂けると、とても嬉しいです。コメントありがとうございました！他作品でもお会い出来たら嬉しいです。 (2022年8月12日 15時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
マザーティラサウルス - 一気読みさせていただきました！とても面白く、そして切なくて感動してしまいました。この物語を生み出してくれてありがとうございます (2022年8月12日 12時) (レス) id: 8c175f049d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2020年1月11日 22時
