103話 ページ17
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静かな涙も途切れ、民衆の声もおさまり始めた頃。
ようやく私達は動いた。
どうやらリク王と慕われる元王様が海賊達を匿う場所を提供してくれるらしく、治療を受けたいキャベンディッシュさんはそちらに身を寄せるらしい。誘われたけれど、電伝虫にロビンから連絡が入ったので断った。
キュロスさんの家が丘の上にあるらしいのでそちらに向かっていると、サボと合流。ルフィさんの顔だけ見て帰るつもりらしいので、一緒に歩いた。
「うん、怪我もなさそうだな。Aはすぐ怪我するし、治りも遅いからな」
「ウ"ッ……！サボがおかしいんだよ、怪我の治りの早さも強さも！」
ケラケラ笑うサボが憎い。あの二年間で受け流す技術を私に教えた彼は、文字通り叩き込んだのだ。ひたすら打撃に打撃を重ねて私の体に教え込む脳筋トレーニングを行った。悪魔か魔王かと思ったくらいに。
その際に骨は折れるわ打撲するわ。治っても治ってもサボが増やすので、「治りが遅いなあ」と笑っていた犯人である。
「まあ、怪我がないのが一番だ。ピアス返す前に死んだら意味ねェもんな」
「ウ"ウッ……！」
返したんだよ……！！一回……！！！
サボと丘の上にある家へ向かうと、既に何人か集まっていた。と言っても、ルフィさんやローさんも着いてすぐに寝てしまったみたいで、ゾロくんはどこからか持ってきたお酒を飲んでいる。元気過ぎる。
起きているのはロビン、ゾロくん、フランキーさんだけだ。ここで寝るの難しいかもしれない、何人か知らない人いるし。
ルフィさんのビブルカードを渡し、ひとしきり話したサボは元気にいびきをかいて寝る姿に安心出来たらしく、すぐに立ち上がって帰っていく。
去り際、いやにニッコニコの笑顔で私の肩をポンと叩いた。グッと耳元に顔を近づけられて、更にゾワっと背筋に走る悪寒。
「応援してるぞ、出来るかは別として」
「サボ！！！！」
「ハハハ！」
以前は全く興味がなさそうだったのに、コアラがいじって私が反応してしまって以降、いい弄りネタとして認識されてしまった。
そういうとこがガキ大将って裏で言われるんだよ！！
「…………」
「！フフッ」
「…………」
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雅榴(プロフ) - おマメマンさん» 見て頂けて嬉しいです。続編希望のお声に負けてしまいました(笑) 気長に待って頂くことにはなりますが、ご期待に添えるよう頑張りますので待って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 12時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - などかライチさん» 見て頂けて嬉しいです。気長に待って頂くことにはなりますが、それでも良ければ楽しみにしていてくださると嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 12時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
おマメマン - あらすじ見ました！続編出て欲しいって思ってたので嬉しかったです！楽しみに待ってます＾＾ (2022年9月28日 11時) (レス) @page34 id: 2ab23a5ba3 (このIDを非表示/違反報告)
などかライチ - 続編とあらすじ見ましたよ。楽しみにしてます。応援します。 (2022年9月28日 11時) (レス) id: 486500e958 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - もえなっとうさん» お楽しみ頂けていたようで何よりです！続編も変わらず楽しんで頂けるよう頑張ります！コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 9時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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