101話 ページ15
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「ネガティブな奴というのは言動に出る。特にキミは分かりやすいな、顔からして自信がなさそうだ」
「かっ」
「整った顔立ちはしているが、そのネガティブさで台無しだ」
「だっ……！」
シャラン、と音がしそうな優雅な仕草でズバズバ失礼なことを言ってくる。自己肯定感で生きてきたような人だ、説得力はあるが失礼すぎて納得したくない。反抗したくなる。
……でも、事実そうだしなあ。
「……私には、与えられた�猝鯡椨瓩�ありません」
「……」
この世界で、多分私だけが何の�猝鯡椨瓩發覆ぁ�
どう生きたらいいのか分からない。
どうあるべきか分からない。
ロビン達に、シュガーという女の子のことも聞いている。
オモチャにして服従させ、この世から存在した記憶を消す能力。それなのに私は、オモチャにされたロビンのことを思い出しかけていた。
それが何よりの証明だ。
異物である、証明。
「戦えない。船の操縦も人並み。銃も剣も刀も扱えず、手先が特別器用でもない。……隠れて逃げるだけの私が、これ以上……」
思わず奥歯を噛み締めて、ごまかすように笑顔を作る。
強ばる笑顔に、キャベンディッシュさんはフンっと鼻を鳴らした。
「くだらないな」
「くだっ」
「ネガティブな奴はそれなりに見てきたが、キミは筋金入りだ。それもとびっきりくだらないことで悩んでいる」
「う"っぐぐ……！」
自覚があるから何も言えず、だからこそ腹が立つ人だなあ！もう！！
グッと顔を顰める私も見ずに、キャベンディッシュさんは至極退屈そうに口を開いた。
「誰も彼も、最初から決まった�猝鯡椨瓩�あってたまるものか」
「！」
「今出来ることも、最初は出来なかった。それが普通だろう。僕だって剣の天才だが、剣を持てなければ意味はない。その先に向き不向きがあり、キミは偶然不向きなことが人より多かったが、誰より出来ることもある。それだけだろう」
分かっている。
「隠れて逃げるだけならば、役には立たない。けれどそれを長所として活かし、ドフラミンゴの悪事を暴いた。
それで十分だ、それがキミの�猝鯡椨瓩澄�それ以上、何を求める」
「なに、を……」
守りたい。
仲間を、友達を、彼を、もう失いたくない。
ただ、それだけ。
だから戦えない私は、剣も握れない私は、何が出来ると。
本当に、出来ることがあるのかと。
「比べて僕は美しい！そして何より剣の天才だ、生きているだけで人目を集める。それが僕の役目であり生きる意味！『もしかして、そこにいるのは……！』『ふふ、やはり溢れ出るカリスマは隠しきれないようだ』_______」
「台無しですよ！！！！」
なんだこの人！！！
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雅榴(プロフ) - おマメマンさん» 見て頂けて嬉しいです。続編希望のお声に負けてしまいました(笑) 気長に待って頂くことにはなりますが、ご期待に添えるよう頑張りますので待って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 12時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - などかライチさん» 見て頂けて嬉しいです。気長に待って頂くことにはなりますが、それでも良ければ楽しみにしていてくださると嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 12時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
おマメマン - あらすじ見ました！続編出て欲しいって思ってたので嬉しかったです！楽しみに待ってます＾＾ (2022年9月28日 11時) (レス) @page34 id: 2ab23a5ba3 (このIDを非表示/違反報告)
などかライチ - 続編とあらすじ見ましたよ。楽しみにしてます。応援します。 (2022年9月28日 11時) (レス) id: 486500e958 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - もえなっとうさん» お楽しみ頂けていたようで何よりです！続編も変わらず楽しんで頂けるよう頑張ります！コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 9時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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