99話 ページ13
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「_____誰だ！？敵ならば、僕が相手だ！」
「ローさん！！生きてますか！？」
「A屋か……！」
「ぼくを無視するなァ！！」
やけに王子のような服装をした人が地面に剣を突き立て、ローさんを守ってくれていた。どうやら起きるのも困難らしいローさんの横に降り立つと、スズメは地面に溶け込み、絵となった。
「仲間ならそう言え！見かけない顔だな、どこの所属だ？」
「ルフィさんの仲間です。……というか、海賊のキャベンディッシュさんで合ってます？何故ここに？」
「！！もしや、僕のファンか！」
「エッ」
数年前に手配書を偶然手に入れたとき、目を血走らせた女性に譲れと迫られたから覚えているだけなんだけれど。
確かに手配書で見るより美しい顔立ちをしているとは思うけれども。
一気に縮められた距離に思わずたじたじになると、沈黙したのをいいことに、本当にファンだと思われたようで。
「麦わらだけでなく、その仲間まで魅了するなんて……！」
「え、え？？」
「……相手しなくていい」
勝手に始まった茶番に戸惑っていると、呆れたようなローさんの言葉に従って無視することにした。一人で楽しそうな人、手配書で思ってたよりも自分が人好きらしい。
「ああ、そうだ！ローさん、色々と調べてきましたよ。この国のこと」
「……ああ」
思い出したような返事に苦笑する。こんなことになっていれば、忘れるのもしょうがない。
ルフィさんがドフラミンゴとやり合う現状を見つめながら、密輸や『SMILE』の行き先など、分かったことは全て報告した。その間、黙り込んでいたローさんと不快そうに顔を顰めるキャベンディッシュさん。
「_______今はまだ回収されていない兵器も、終わった後に革命軍が回収していくそうです」
「そうか」
一通り話し終わってもジッとドフラミンゴとルフィさんの戦いを見つめるローさんに苦笑する。
パンクハザードで仲間を連れていなかったことと言い、今と言い、何でもかんでも一人で背負う人だ。そして、それが出来る人なんだろう。
「この戦いが終われば、生きているだけで巻き込まれるようなことになるんでしょうね」
「……また泣くか？」
「戦闘中に泣くのは許してほしいですね、怖いものは怖いので」
それでも多分、後悔はしない。
船長が選んだことだし、戦争が終わるのは事実だから。
「きっと各国の戦争も、よくない取引も、全てとは言いませんが終わります。また一つ、マシな世界になります」
「……」
「_______少しは、晴れましたか？」
ローさんが目を見開いた。
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雅榴(プロフ) - おマメマンさん» 見て頂けて嬉しいです。続編希望のお声に負けてしまいました(笑) 気長に待って頂くことにはなりますが、ご期待に添えるよう頑張りますので待って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 12時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - などかライチさん» 見て頂けて嬉しいです。気長に待って頂くことにはなりますが、それでも良ければ楽しみにしていてくださると嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 12時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
おマメマン - あらすじ見ました！続編出て欲しいって思ってたので嬉しかったです！楽しみに待ってます＾＾ (2022年9月28日 11時) (レス) @page34 id: 2ab23a5ba3 (このIDを非表示/違反報告)
などかライチ - 続編とあらすじ見ましたよ。楽しみにしてます。応援します。 (2022年9月28日 11時) (レス) id: 486500e958 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - もえなっとうさん» お楽しみ頂けていたようで何よりです！続編も変わらず楽しんで頂けるよう頑張ります！コメントありがとうございました！ (2022年9月28日 9時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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