第13話 ページ15
１ヶ月後
怪我した足は少し跡が残ったものの完治し、いつも通りの生活に戻っていた。
しかし、最近奇妙な報告が続いている。
それは紅組を名乗るものがドンケルファミリーのシマを荒らしているという報告だ。
そこでロボロさんの頼みで街の見回りをして、そのようなことを言うやつがいたら捕まえてきて欲しいとの事であった。
なので、良太先輩と同僚の晃で見回りをしていた。
｢ホントにいるんすかね〜そんなやつ｣
｢おるから報告が上まで来てるんやろ〜、なぁA？｣
『そっすね、1回や2回だけじゃないっすからね』
そんな会話をしながら よく出没すると思われる街を歩いていれば 路地から女が出てきて、続いていかにもチンピラって格好をしている男が続いて出てきた。
｢なんで逃げるんだよォ、おネーサン｣
｢や、やめてください！！｣
｢俺はあの紅組の幹部の部下なんだぜ〜？抵抗したらどうなるか…｣
噂をすればなんとやら、噂通りのやつが出てきてしまった。
こうなれば、ほっとく訳にもいかずその女の前に出る。
｢あ？なんだお前｣
『何うちのシマ荒らしてくれてんだ』
｢はっ、お前あのドンケルファミリーの鷲見ってやつだな？話通り弱っちそうだなァ！｣
『あ゛あ！？んだとごら！』
｢あ、お姉はん、今のうちにお行き｣
｢ぁ、ありがとうございます！｣
｢てめぇ！何逃がしてんだよ！｣
俺がチンピラと言い合ってる間に先輩が女を逃がしてくれる。
するとチンピラが先輩に向かって殴りかかっていった。
しかし、先輩のカウンターが決まりチンピラが踞る。それに続いて晃が蹴り飛ばせば、近くのビルの壁に激突し気を失った。
｢か〜っちょろっ｣
｢ほんま、口ほどにもないなぁ｣
『とりあえず、ロボロさんから連れて帰ってこいってことだったんで連れていきましょ』
俺の一言で この中でもガタイのいい晃がチンピラを意図も簡単に担ぎあげ、近くのパーキングに止めていた車でアジトへ帰る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
幸逢(プロフ) - 病栗さん» ご報告ありがとうございます！細かい指摘時も嬉しいです。初めてのコメントもありがとうございます。これからも頑張りますので、よろしくお願い致します。 (2021年7月21日 13時) (
レス) id: 7346eb3af5 (このIDを非表示/違反報告)
病栗 - 新作おめでとうございます。とても嬉しいです。早速ですが、第7話の「以外」は文章の流れ的に「意外」という漢字の方が適切です。余計なお世話かもしれませんが…素敵な作品なので… (2021年7月21日 11時) (レス) id: b8904e92a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：幸逢 | 作成日時：2021年7月18日 10時
