赤い薔薇、向日葵になる【暗殺教室】 (ページ3)

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1話ページ3

Aは、くぬどんに助けを求めた!!

くぬどんは汚らわしいモノを見る目でこちらを見つめている!!!!

我らがくぬどんに助けを求めて助けてくれる訳はない。

(どうしようこれ)

元々は高学歴だったわけでもないし、教育熱心な家でもなかった。
たとえ中学レベルがなんとかなったとしても、椚が丘という進学校の高校で3年まで着いていけるとは思えない。

私は手に学生証を持ったまま立ちすくんだ。

机の上には荷物を漁ったときに出てきた定期テストの解答用紙。5枚全てに90点以上の点数がついている。

学力低下すれば、聡い家族の人達にこのことを隠し通せる訳はない。
そう、もういっそ、

｢あ…あっはは、そっか｣

簡単、簡単じゃないか。

次のテストで解答用紙全て真っ白で出して…

E組に行けば解決する。

E組は内部進学もできないから、高校は公立に入ればいい。そうすれば父のところに学力の情報が入ってくることもない。

大学は適当に理由つけて一人暮らしして、そのまま就職して帰らなきゃいいんだ。
ちょっと親不孝な気もするけど…こればかりは仕方ない。

そう、よく考えてみればE組に行けば大好きな渚×カエデの尊いカップリングが見れるじゃないか。

かなり不純な動機なのは言及しないでほしい。

ぐるぐる考えていたって仕方ない、まずは実行だ。
今は1月下旬、次の学年末テストでこの計画を実行に移そう。