紅一点、最年長の嫁だよ！3 (ページ3)

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数日後

仕事が終わり、たつも迎えに行くと

奈「あ！Aちゃん！」

『なおちゃん！久しぶり〜』

まさかの奈緒ちゃん登場

奈「ふっかさんなら、ちょっと話してたよ」

そっか

『じゃあ、少しだけ待とうかな』

奈「中行く？」

『大丈夫！奈緒ちゃんもう帰るの？』

奈「この後もお仕事があって」

売れっ子さんは大変だ

奈「また今度ご飯行こ！」

『ぜひぜひ〜！』

奈緒ちゃんを見送って、少しだけ待ってると

「ごめん！お待たせ」

たつが来た

『もう大丈夫？』

「大丈夫、いこ」

車をジュエリーショップへと走らせる

「なんか食べた？」

『いや、まだ。たつが食べるーとか言うかなって』

「さっすが、さきに指輪見てから食いに行く？」

『その方がいいかもね』

というわけで、ついた。

『お久しぶりです』

店員さんとは何度も顔合わせしているので、もう知り合いだ。

店「先日お電話頂いたデザインの指輪と前回見ていただいた指輪ですね」

と2つの指輪を出してもらう

「いいっすね」

店「こちら、今期モデルなので大変人気です」

まぁ2ページ使って宣伝してれば、人気だろうね

「どっちの方がいいですかね」

店「こちらは____________________」

と説明を受ける。
こういうのは真剣に聞くたつ。ほんとに普段から私の話もこうやって聞いてくれないかな？
まぁ20年も経てば無理だってことは分かってるけど

「どっちがいい？」

『こっちって、刻印とかできます？』

店「申し訳ございません。こちらは刻印出来ないんです」

そうなんだ

「なんか入れたかったの？」

『日付。デビュー日でもあるでしょ？だから、入れたかったの』

どうしても入れたかった日付【2020.1.22】
デビューした日でもあり、私が深澤になった日でもある。私にとってはたくさんの事が変わった日付だ。だからどうしても入れたかった

「なら、こっちにしよ」

『じゃあ、こっちでお願いします』

店「承知致しました。刻印は、日付ということで____」

と、日付の入れ方のテンプレを見せてもらい、2人で決定し。指輪をお願いした

______というのが数週間前の出来事。