奇跡【宮舘涼太】 (ページ27)

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デザートは1種類。季節限定のものなので、今の季節に合わせたものを作る

『季節限定のフルーツケーキです』

佐「ピッカピカだ！」
目「ツヤがすごい」
向「色んなフルーツがあるやん！美味そう」
「いいな。見た目も映そう」

映そう....今どきの言葉だな。確かに大切だ

『味はどうですか？』

佐「んー」
目「んー」
向「んー」
「んー」

皆さん同じく反応だ

佐「美味しいんだけどね」

だけど....

目「秀でてこれ！って訳では無い」

ですよね

向「なんか、このカフェだからある！って感じやないんよな」

そっか....

『クリームソーダみたいな感じで1発！っていうのはあまりいやなんですよね』

「｢んー｣」

みんなで悩む

｢これってさ、季節で変わるの？｣

『はい』

｢なら、その季節に合わせた形にしたら？｣

？？？

｢だから、春ならピンク
夏なら.....青
秋なら.....赤、黄色
冬なら.....白

ってな感じで、ケーキの色自体変えてみたら？フルーツケーキだから中身はそのままでいいと思うし｣

ほぉ

佐｢開けたら宝箱だ！｣

向｢確かに！その方が見た目のインパクトあってええよな！｣

目｢動画がつい撮りたくなっちゃうね｣

確かに！

『ちょっと試してみます』

私はデザインを考えるためにスケッチブックを出し、考えていく。

佐｢ん？それAちゃんの？｣

『はい、ここに今までの全部のレシピが載ってるんです』

とパラパラ見せていく

目｢絵、上手｣

『ありがとうございます』

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『今日は本当にありがとうございました』

佐｢いいえー！また新作出来たら教えて｣

目｢今回のも、お店に出す時にまた来ます｣

向｢楽しみにしてるんで！｣

『はい』

｢じゃあ、俺も。お世話になりました
またくるね｣

『うん、待ってるね』

また.....ね