奇跡【宮舘涼太】 (ページ26)

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再びお店に戻ると、涼太くん。佐久間さん、目黒さん、向井さんが来ていた

『早かったですね』

佐「呼ばれてすぐ来ちゃいましたー！」

目「佐久間くんがみんなを迎えに来てくれて」

そうだったんだ

『少し待っててくださいね。準備するので』

と荷物を片付けて、エプロンをつける

「鍵、どこに片付ければいい？」

『あ、ありがとう！』

鍵を受け取り、予備の場所へと片付ける

向「何作るんですか？」

『お楽しみです。結構ガッツリ系とスイーツを作るのでお腹空いてます？』

そう聞くと

「「空いてる！！」」

と皆さん元気に答えてくれた

『ありがとうございます！少し待っててくださいね』

とガッツリ系から作りはじめる。ワンプレートを作りたいってずっと思ってたけど、試作して食べるのは疲れるのでこうやって食べに来てくれる人たちがいるのは嬉しい。
しかも舌の肥えている芸能人たちだ

『お待たせしました』

3種類のワンプレートを作る。
ロコモコプレート、唐揚げプレート、キーマカレープレートだ

佐「うっまそ！」

『好きな量を取って食べてください』

と取り皿を渡すとみなさん4人で綺麗に取り分けて食べ始め....ん？

『これは？』

「Aの」

私の？

「食べないの？」

『ありがとう』

食べる。うん、美味しい

佐「うまぁ！！これめっちゃうまい」

目「唐揚げジューシーすぎる」

向「このキーマカレー最高やで！レシピ教えて欲しいわ〜」

「スパイスが効いてて美味い。唐揚げもハンバーグもジューシー。これはすごい」

よかった

向「ご飯って白米オンリーなん？」

え？

目「最近、健康志向で十六穀米とか食べる人いるよね」

あ、確かに

佐「選べると嬉しいよね」

選べるか

「でも、1人で続けるんだよね」

『えぇ、しばらく...というかこの店は1人で続けるつもりです』

小さい店内だし。そんなになにかに秀でているメニューもない....自分で言ってて悲しいけど

佐「んー、バイトは？」

『雇うのは大変だから、辞めておこうかなと』

目「なら、白米だけでもいいかも」

みなさん真剣に考えてくれてる。

『じゃあ、デザート出しますね』

私は再びキッチンへと戻った