奇跡【宮舘涼太】 (ページ23)

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「無理しすぎ」

なんて初めて言われた。まぁ、一人でやってるから当たり前なんだけど

「A」

『ん？』

「.....キッチン勝手に使ってもいい？」

え？

『どうぞ』

なにか作りたいのかな？と思っていると

「お待たせ」

すぐに持ってきたのは

『ホットミルク』

ホットミルクだった

「そ。いつもコーヒーばかりじゃ味気ないかなって、思考変えてみちゃった」

たしかに。いつもコーヒーばかりだしたまに飲みたくなる

「昔さ」

？

「小学校の時、Aが風邪ひいたことあったよね」

......

『あったね』

昔は今ほど体強くなかったからね

『その時、毎回涼太くんが家までプリント持ってきてくれたよね』

「そう」

懐かしいな。たしかそこからお礼にバレンタインあげて....毎年いつの間にかあげてた。

「それ飲んだら寝るよ。」

『うん』

温かいうちに....？

『なにしてるの？』

涼太くんが仮眠室の毛布を移動した

「おれ、ここで寝るから。Aがベット使って」

え！？

『いやいや、私がソファーで寝るよ！』

「病人にソファー使わせません」

....

「それに女の子でしょ？体痛くなるよ」

『涼太くん芸能人じゃん』

「まぁ笑
でも、それはそれ。これはこれ」

こうなったら引かないのが涼太くん。小学校6年間もいたからわかる。変わらない

『わかった。じゃあ、お言葉に甘えて』

「自分の店だけどね」

そうだけど！そうだけど.....

「おやすみ」

『おやすみ』

きっと体調のせい、体調のせいだけど......どうしてドキドキしてるんだろ