奇跡【宮舘涼太】 (ページ21)

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片付けを終えて、店を出る

佐「あー！美味かった」

深「まじ、常連になりたい」

岩「ヘルシーメニューとか知ってっかな」

なんてみんなAの料理を大絶賛。まぁ本当に美味しいから当たり前なんだけど

目「ねぇ、舘さん」

「ん？」

目黒が話しかけてきた

目「心配なんでしょ？」

.....気づいてたか

向「はーい、なら俺の車の人乗ってや〜」

駐車場につきみんな来た車に乗り込もうとした時

目「舘さん、忘れ物したって」

目黒がそう言ってくれた

佐「え？お店に？」

「あ、うん」

渡「涼太らしからぬだな。」

ラ「そんな難しい言葉使えたんだね！」

渡「バカにしてんのか」

岩「あー、戻る？俺待ってられるけど。ふっかは？」

深「大丈夫！」

「悪いから先帰っててよ！今の時間なら電車あるし。俺、明日オフだからさ」

というと「りょーかーい」と言って解散し、俺はみんなとは逆方向に歩き出す

ﾋﾟｺﾝｯ

ん？目黒だ

目黒何かあったらすぐ行くんで

「ﾌｯ」

優しいな

宮舘サンキュー

っと

「あ」

お店に向かう途中、ドラッグストアがあったので。冷えピタと頭痛薬....頭気にしてたから、と思って買って店に戻ると

「電気ついてる」

消し忘れ？なんて思ってドアを開けると

『ｽｩ.....』

先程まで俺らが座っていた席で寝ているAを見つけた

「警戒心無さすぎ」

鍵開けたまま寝るなよ、と思いながらAの寝顔を見る。でも無事で安心した

「風邪ひくよな」

と俺は自分の来ていた上着をかけ、そばに袋を置く。
本当はこのまま帰ればいいんだろうけど、さすがに.....うん、心配。

「ふぅ」

と俺はカウンター席に座り、Aの様子を見ながら携帯をみる。

「....バチ当たるかな？」

なんて思いながらサイレントモードで写真を撮ってしまった

「....ごめん」

黙っとけばいいかな。なんてね

「幸せそうに寝るね」

声をかけても反応のないA。それほどぐっすり眠ってる。羨ましいな、と思いつつ俺もいつの間にか眠っていた