奇跡【宮舘涼太】 (ページ13)

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佐「予約何時だっけ｣

「結構早いかも。大丈夫かな｣

って心配したけど、佐久間が

佐「いってしまえ！｣

と言ったので、お店に入ることに

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

『あ、すみません。今日はお店やって((「あ、ごめん｣

涼太くん』

奥から駆け足ででてきたA。オフ感あるエプロン姿....いいな

佐「ども〜！｣

考え事をしていると佐久間が俺の後ろから現れた

「テイクアウト一緒に取りにきた｣

一瞬、佐久間がいるのを本気でわすれかけた。危ない

佐「俺聞いちゃった〜。同級生だったんだって？｣

『はい』

佐「ってことは、お友達だね〜｣

と佐久間が言うとAが戸惑った顔をしたので

「佐久間はこういうやつ｣

と伝えた。

「支払い、先にしたがいいよね？｣

『あ、はい』

自分のプライベート財布から、お金をだす。もちろんこれは俺の奢り。

佐「うっまそ〜｣

とカウンターに置いてあるテイクアウトの袋を見ている佐久間

「ごめんね？店休日だったんだ｣

お客さんがいない雰囲気、そしてオフ感のあるAを見るとお店やってないんだろうなって考えていたけど

『あ、いや....今日は臨時休業にしたの』

「え？｣

『たまには、いいかなって』

まさかの臨時休業、まさかこのために！？

佐「いいじゃーん！休み大切だよ〜｣

なんて呑気に言ってるけど、俺らのためかな.....だとしたら申し訳ない

佐「またクリームソーダ飲みに来るね！｣

『はい、是非お待ちしています』

「ありがとう。本当に助かった｣

『いえ！9人分楽しかったです』

と笑ってくれたA。昔から誰かのためになにかするのを嫌がるタイプではなかったからな.....

佐「はー！やっぱちょーいい子｣

「だろ？｣

佐「あんな子、ほっとかないよ〜。彼氏いるのかな｣

.....

佐「あ、居ないなら聞いてきたら？｣

「え？｣

佐「連絡先。俺らもお店に行きやすくなるし！空いてる時間とか聞きたいし！
代表して聞いてきて！｣

....

「サンキュ、佐久間｣

俺は再び店に戻る

「ごめん！伝え忘れてた。連絡先....教えて貰えない？｣

そう言うと『え？』と

「あ....えっと、その。お店の空いてる時間とか、メンバーとかで来たくて....その迷惑にならない時間帯で来るし。｣

おれ焦りすぎだろ