アイドルの奥さん (ページ10)

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お前だけが知っていればいい【shota】ページ10

俺は今、Aを目の前にして顔を真っ赤にしている。その理由は

『ねぇ、翔太』

『みて、翔太』

『すごいね！翔太』

ことある事にAが『翔太』と呼んでくるからだ。
今まで『しょう』....なんならつい数日までその呼び方だったのに、いきなり『翔太』に変わって、なんか恥ずかしい

「別に」

とか言ったけど、内心呼ばれる度にバクバクしてっからな！

ﾛｼﾞｪ《ﾆｬｰﾝ》

「お前のママは意地悪だな〜((ﾎﾞｿｯ」

ロジェに少しだけぶつける。

『なんか言った？』

「なんでもねーよ」

別にいいよな〜。

『ねぇ〜、翔太〜』

「んー」

『耳赤いよ？』

いきなり耳元で言われてバッと振り返る

『ふふ笑
ずーっと耳赤いのバレてるよ？笑』

「お前なっ！耳はダメだろ！」

『あんた、翔太って呼ばれることにバクバクしてんでしょ』

ぴったし当てられて、俺は顔真っ赤。
これが今の状況

『翔太〜』

「うるせぇ」

俺は顔を自分の腕に埋めて、体育座りする

『しょーた』

「呼ぶな！」

『もー。拗ねないでよ』

「すねてねぇ！」

俺ばっかりずりーな

『ごめんって。しょうって呼び方戻そうか？』

「......」

『しょう』

「......た」

『ん？』

「翔太.....がいい」

『素直じゃないね笑
翔太』

別に素直じゃなくてもいいよ。
お前だけが知ってれば