なんでもないよーだ ページ7
2人で買い物をして行く
「フードこれだっけ」
『そ。合ってる』
翔太と買い物をするのは、今までもよくあったけど
『そういえば初だね』
「ん？」
『結婚してから、2人で買い物行くの』
「たしかに。決めたけど、忙しくて会えなかったしな」
28日に結婚すると決めたけど、色々と予定重なって結局会えたのは31日だけ。で翌日が今日
「何作んの？」
『パスタでいいかなって。』
お正月だからちゃんとした方がいいんだろうけど、明日から仕事だし...あまり変わらないようにしたい。
「正月っぽいのなんか入れようぜ」
『なんか見てきて』
翔太がおかずを見に行っている間に私はパスタの材料を買っていく
『えっと、これも....あ、これもいるじゃん』
何気にうちないもの多いな。
まぁ、翔太の家に比べれば全然マシか
ロジェにもすこしお正月っぽいのしようかな。クリスマスはうちに来てすぐだったし、何も出来なかったからな
『明日は仕事どれだけだっけ』
予定を確認。
19:00には帰ってこられそうだな。でもまぁ、まだ2日だしお店ほとんど空いてないから、買い込んどこうかな
「これどう？」
『お雑煮だ』
持ってきたのはチンでできるお雑煮。
『ちゃんとふたつ持ってきたのね笑』
「当たり前だろ」
そりゃそっか
「これ、ロジェ食えないかなと思って持ってきた」
と手にはペット用のササミ
『いいね』
たまにはいいか
「正月にまさかお前といるとは思わなかったわ」
『いつもはライブだもんね〜』
私もライブしたり、実家に帰ってたりしたしな。
「ま、今年は幼なじみではないので」
とニヤッと笑った翔太
『恥ずかしげもなくよく言えるよね？』
「15年の片思いなめんなよ」
15年もよく想ってくれたものだ....ん？
『..15年？』
「知らなかったの」
『知らないよ。ちょ、帰ったら詳しく聞くからね？』
「へいへい」
15年って、まだ中学生とかじゃん...あれ、高校生か？
私あの時確かさっしーのこと好きだと思ってたな。隣の席の時とかめっちゃ仲良さそうに話してたし....
『まぁいいか』
「ん？」
『なんでもない』
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作者名：プーリー
| 作成日時：2023年12月24日 23時
