お見合いで出会った彼は優しい夫です (ページ6)

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それから4年の時がたった。

『実弥....』

私の目の前にあるお墓。そこには

【不死川家之墓】

と書かれている。
その横には

【不死川実弥享年 25
不死川玄弥享年 16】

と書かれている。

『実弥、玄弥くん。みて、うちの子たち大きくなったでしょ？』

こちらに向かってくる4人の子供たち。そして私の胸で眠る1人の子供。

実弥は痣というものが出てしまったが故、25を迎えたその日に私たちに見守られて亡くなった。
突然の事で、子供たちは泣いていたがこれが実弥の人生だったんだろう。

？「母さん」

『お水ありがとう。真弥』

真弥は4歳になり、益々実弥に似てきている。

？「兄さん！聞いてよ、葵弥が！」

葵「何よ！涼弥だって！」

『葵弥、涼弥。父さんの前ですよ。』

葵涼「はぁい...」

3歳の双子、葵弥(あや)と涼弥(りょうや)。

？「か...ちゃ！かちゃ(*^^*)」

『静弥もありがとう(*^^*)』

2歳の静弥(しずや)

そして

？「ふぇぇ...」

『起こしてしまったね。ごめんね、美弥』

末っ子の美弥(みや)

『実弥、あなたはあっちで玄弥くんと会ってるかな？家族で仲良くやってる？今度は喧嘩しちゃダメだよ。』

真「ねぇ母さん」

『ん？』

真「父さんってどんな人だった？」

実弥が....

私は優しく微笑んで、

『父さんと出会ったのはお見合い。

最初は鬼みたいだったけど、すごく優しい人よ(*^^*)』

涼「え～！父さんそんな人じゃないよ～」

信じられないのねｸｽｯ

『あなたたちもしっかり成長して、父さんのように強くなってね』

真葵涼静「「はい！！」」

真弥、葵弥、涼弥、静弥、美弥。
みんな優しく、元気に育ってますよ。

『さて、帰りましょう。実弥、またね』

真「父さん、また来ます」

葵「父さん！今度もお花持ってきますね」

涼「あ、ずるい！俺も！」

静「とちゃ！」

美「ｷｬｯｷｬｯ」

ふふ(*^^*)

きっと来世ではまた2人で一緒になれますように。
そう願い、お墓を後にした。

【～完～】