愛は温度。

三ヶ月後 ページ32

ドンヘside

Aちゃんが辞めて三ヶ月が経った

正直この三ヶ月は仕事へのやる気も出なかったら食欲すらも出ない

Aちゃんが辞めた後の後任で新しく来た女の子はまあまあ可愛い子

でもAちゃんに比べたら全然だし、全く心も揺れない

他のメンバーはデレデレしてるけど


俺はこの三ヶ月、仕事以外の空いた時間はフラワーショップを巡ってた

必ず見つけたかったから。なんとしても。

でも多分、もうソウルにはいないだろう

ソウルのフラワーショップは多分全部巡ったかもしれない

郊外だと探すのに時間かかるだろうなー

そんな事ばかり考えていると急に大きな物音が

見てみると勢いよくヒチョルヒョンが椅子から立ち上がっていた

RW「どうしたの？ヒチョルヒョン」

HC「見つけた…………ドンヘ、見つけたぞ！！」

DH「え？何を？」

HC「Aをだよ！Aが見つかった！」

ヒチョルヒョンの言葉にヒチョルヒョンと同じように椅子から勢いよく立ち上がるとヒチョルヒョンがスマホの画面を見せてきた

HC「これ見ろ！友達のインスタだけど済州島で花を買ったらしくてその時に撮った写真らしい。
この写真の後ろ見てみろ」

DH「Aちゃん！Aちゃんだ！」

横顔だけど確かにAだ

メンバーも寄ってきて見てるが良く分からないらしい

KY「分かりずらいんですけど本当にAさんですか？」

DH「絶対Aちゃんに決まってる！間違うはずない！」

そう言って鞄を手に取った

するとイトゥクヒョンに腕を掴まれた

LE「どこ行くの？これから撮影だよ？」

確かにそうだ。でも今はそんな事言ってられないんだ。

言葉を発しようとするとイトゥクヒョンが

LE「別に行っちゃ駄目って言ってる訳じゃない。今はとりあえず仕事を終わらすのが先。それがプロだ。今のうちにマネヒョンにチケット頼んでおいてあげるから」

続き→←辞めた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す