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俺は渋々と10秒チャージのゼリーのゴミをヴィルさんに渡した。
「全く、、、貴方、ポムフィオーレ寮生の自覚ある？
今までのことバレてないとでも思った？
カリムから聞いたわよ。貴方洗顔、水でやっているんですってね。信じられないわ。」
ヴィルさんの言葉を聞いて、先日のカリムとの会話を思い出す。
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『Aって肌がすごく綺麗だよな！
やっぱりポムフィオーレって、特殊な液体とか使っているのか？』
『水。』
『おお！俺と一緒じゃないか〜！
ポムフィオーレも水で顔を洗うんだな！あっはっは！』
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あの天然チクリやがったな。
「ヴィルさん、お、僕が水で洗顔するわけないじゃないですか。
ヴィルさんがプロデュースした洗顔のセットを毎日しっかりと使っています。お陰様で僕の肌は清潔な状態が保たれています。」
「うげ〜グレちゃんその笑顔気持ちわり〜」
「フロイドお願いだから黙って」
フロイドの余計な一言のせいで、俺の営業スマイルが崩れる。
「A、放課後アタシの部屋に来なさい。
エペルと一緒に1からレッスンしてあげる。」
ヴィルさんはそう言ってにっこりと笑い、その場を去っていった。
エペル、、、って最近ヴィルさんにしごかれてる1年生くんじゃん。めちゃくちゃ可愛い子。
「、、、フロイドのせいだ。」
「おやおや、僕の片割れがすみません。
元気出してください。」
「キノコはいらねぇよ、、、」
俺のサラダに山のようにキノコを乗せていくジェイド。
ヴィルさんって、ナイトイレブンカレッジの中でいちっばん顔が良いと思うんだけどゴリラなんだよね。美しいゴリラ。どういうギャップですか。
俺は放課後の事を考え、ため息をついた。
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作者名：成瀬 | 作成日時：2020年11月8日 0時
