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・・・musimegane69 ページ7




長い時間かかったけど、やっとAが僕らの元にちゃんと戻ってきた。

「Aー!写真撮りたいからこっち来て!」

「なんでー!」

「Twitterにアップするの。」

「は!?いきなり頭おかしいんじゃない?」

「こっちの方が手っ取り早いやん。」

「馬鹿だげ……。」


てつやはほんと、そこら辺テキトー。

だけど僕らを東海オンエアという仲に引きずり込んでくれたのは紛れもないてつやだし、大目に見てあげるとする。


でも、いきなりTwitterにアップするのはさすがに馬鹿すぎる。


かと言ってもいい方法が浮かばない。


「別に徐々にでもいいんじゃないの?」

りょうくんがそう言う。

この人なにかと彼氏権限使ってくるから皆納得するんだよね。

「サブチャン映り込みから始める?」

しばゆーがそう言うとAが嫌そうな顔した。

「なんか堂々としたいんだけど。」

「だよね!Twitterアップし」

「それは不採用。」


ぎゃーぎゃー騒ぐしばゆー、てつや、A。

あれ、大学時代にタイムスリップした?


「この前撮った思い出用の動画は?」


そんな冴えたこと言ったのは意外にもとしみつ。

てつやが食いついた。


「それやんー!」


てつやは次に僕をキラキラとした目で見てくる。


「一応、パソコンにバックアップ撮ってあるよ。」


と僕が言うと、その瞬間、みんながガッツポーズしながらわーわー叫びまくる。

りょうくんも、柄にもなく喜びを露わにしてる。



「サブチャン行きー!」


「「「「「いぇーーー!!」」」」」


僕の仕事が増えちゃったじゃないか。


そうだ。

「A、概要欄をAに託すから考えといてよ。300文字から400文字で。」

「え!そんな大役……頑張ります。」


Aが何書くか普通に気になるしなあ。

多分だけど、大丈夫だと思う。

一応この子賢いからね。



「サブチャン上がった後に上げる写真撮りたい!」

てつやは撮りたがりだな。

「もー、しゃーないな、」


Aがてつやの傍に行く。

ツーショットを満足気に撮り終える。

いつの間にかAとのツーショット列か出来上がっていた。


りょうくんは微笑ましげに笑っている。


「りょうくんは撮らなくていいの?」

「今撮らんくても、いっぱいあるからね。」

「さすが。」


さすか彼氏の余裕だ。

さて、僕も取ろうかな。



「虫さんまで!」

「いいじゃん、横並びの写真は教師時代以来だし。」

「……確かにね!」


はい、チーズ。

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作者名: | 作成日時:2020年5月7日 2時

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