可愛がってもらってるだけだよね？！ (ページ7)

今日:16 hit、昨日:23 hit、合計:11,498 hit

6話ページ7

そんな姿にムッとしたけど、目に映ったチョコバナナクレープに夢中になってしまった

『あのー……辻さん』

辻｢ん？｣

『そのクレープ、1口くださいませんか？』

辻｢え…｣

堂前｢え！？…ちょ、ちょっとA！さっき、からかったこと謝るから冗談やめて？！｣

『冗談じゃなくて本当に美味しそうだったので一口欲しいなと思っただけです』

堂前｢それやったら俺のカスタードいちごあげるで！！｣

『カスタード…そんなに好きじゃないんです…』

堂前｢そんな〜！｣

辻｢……じゃあ1口あげる代わりにAのも一口頂戴｣

『良いですよ』

辻さんのクレープを1口貰い、はいっと私のクレープを差し出したら、ペロッと口の端に生暖かいものが触れた

『……ッ…なッ…///』

それは辻さんの舌ということに気付いた

私が思考停止している合間に辻さんはさっきの堂前さんみたいな感じで手を引っ張り、私がかじったクレープを食べた

辻｢ふっ、これで俺も間接キスもらったわ｣

堂前｢辻！！それは反則やわ…ズルすぎるー！｣

『と、兎に角！さっさと終わらせちゃいましょう！』

何はともあれ撮影は終了した

その後「Love」の曲は爆売れし、過去最大の売り上げとなった