3話 ページ4
辻「俺がそう望んでんやけど?」
『でも…』
辻「でもでもじゃない…あんまり言うとそのうるさい口、塞いだるからな」
親指で唇をなぞっていく辻さん
『ッ…わかりました…一緒に水族館デートに行きましょう…!』
辻「分かればええねん…さぁ、明日も早いやろ?…家着いたからもう寝えや」
いつの間にか私の家の前に到着していた
『…今日も有難う御座いました!マカロンパフェ、とても美味しかったです!……じゃあ…おやすみなさい』
辻「おやすみ」
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辻「ふー……」
俺は緊張のあまり息をもらした
Aと居るとホンマ心臓が持たへん
さっきだってほんまは、、そのままキスしたかった
流れに身を任せてキスするつもりだった
だけど、俺は意気地無しやから、唇に指を持っていくことだけしか出来なかった…いや、唇に指を置いたことですら緊張してしまった
雄に"相方にしか見られてへんやろ"と言ってしまったが、実は俺も"先輩"にしか見られてへんかもと思ってしまう時がある
雄も相方愛じゃあなく恋愛愛の方でAのことが好き…てか俺の先輩・後輩芸人の人らもAの事を狙ってる
だからこそ焦ってしまう
そんなこんなで悩みに悩んでいるとAからメールがきた
"今日は本当に有難う御座いました!また甘いもの食べに行きましょうね! デート楽しみにしてて下さいね?"
辻「…どんだけ好きにさせんねん…」
そんな独り言は小さく消えていった
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作者名:みー | 作成日時:2024年1月24日 18時