幼馴染の顔が良い。

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Your side...





引っ越してから2年、樹と同じ小学校に上がることになった。





幼稚園の時から、当たり前のように樹ん家に帰ってきて。おつかいも一緒に行って、樹ママのお手伝いして、ご飯食べて。兄ちゃんたちが遊んでくれて、弟は可愛くて生意気で。

遅くまで仕事をしてる両親が迎えにくるまで、いつも一緒にいたし、お泊まりなんかもしてた。

私のパパとママは忙しい人で私には兄弟もいなかった。この家に来てからは樹達がいるから寂しく感じることはなかった。





樹には兄弟が4人いて、兄ちゃん達はめちゃめちゃ私のことを可愛がってくれた。





『A！これ貰ったからやるよ！』

『これ可愛くね？Aにあげるわ。』

『見かけたから似合うと思って買って来た。』





今でも誕生日プレゼントくれるし、なんかの理由をつけてことあるごとに洋服なり何なり色んなものを貰っていた。

単純に当時喜んでたけど、今思えばとんでもない。

BBQするからって家に色んな人連れて来た時も、家族の一員みたいに、一緒にご飯食べたりもした。それがKAT-TUNだったと知るのはまた後のことだけど。





樹とは野球も水泳も、習い事も一緒だった。動機は不純で樹がいるから。

別に大してその競技が好きだったわけじゃないけど、負けるのは嫌いだしそれなりに頑張った。運動神経は悪くなかったから。





それから"ジャニーズ"って存在も知ったのもこの頃。樹の兄ちゃんがジャニーズっていう芸能人だったことを知った。なんかデビュー？をしたらしくて。

よくわからなかったけど、おめでとうって伝えた。すごく嬉しそうな兄ちゃんを見て、樹も私も嬉しかった。

ジャニーズとかは疎くてよくわからないけど、樹の兄ちゃんであることに変わりはなかったし、何かが変わるわけでもないと思ってた。







...





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