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ーエピソード 477 筋肉ー
No side.*･ﾟ
烏養「！すまん、起こしたか」
お粥を持った烏養とAが日向の眠る部屋の襖を開けた時、ちょうど虚ろな目を開けた日向が見えた
いつもより小声で話す烏養の後ろからAがひょこりと顔を出す
日向「…いえ、いい匂いがして…」
風邪の症状が今で始めたのか、かすれた日向の声が薄暗い部屋の中から返ってくる
ほかほかと湯気が立つお盆にのるお粥や、スープ、煮物を日向の横に置き、自分たちも畳に座る
『気分大丈夫そう？』
日向｢体だるいけど、お腹は空いた｣
烏養｢飯が美味けりゃ万事オッケーだ。今食うか？｣
隣に置かれたお粥たちの匂いは日向の空腹を刺激した
はい、と微かに返事をしたあと、みんなは…と聞くと
皆もいまご飯食べてるよ、とコップに水を注ぎながら言った
烏養｢……お前に気合いや気持ちが足り無かったとか
そういう事じゃない。心と身体は別個のものじゃなく、強い身体に強い心がついてくる。｣
日向にどんな言葉を掛けようか考えた
冬の1年強化合宿に押しかけた際、自分の体に足り無いことを自ら発見した日向
何を食べたら筋肉がつくか。今何をすべきか。
烏養が話し始めると、Aに支えられながらゆっくりと身体を起こした
烏養｢限界を超えるんじゃなく、限界値を上げてこう
大丈夫だ、お前はもう知っている。飯の大事さを
しっかり�犇敍��瓩弔韻討海Δ�｣
『そういうこと！だから、はい。ちゃんと食べてね』
烏養の言葉に頷き、お皿に持ったお粥とレンゲを日向に差し出すと、手を伸ばし受け取った
烏養｢ちなみにそれ、Aが作ってくれたんだぞ｣
『ちゃんと愛情込めて作らせていただきました』
わざわざA自ら女将さんにお願いをし、日向やみんなのためにと心を込めて作ったご飯
静かに、じっと湯気の立つのを見て、箸を持ち
いただきます。と手を合わせた
『どうぞ召し上がれ』
口に入れたお粥は優しく、温かく、熱のある日向の身体に染み込んでいく。今の食事も日向の身体を作っていく。ゆっくりと、そして、しっかりと。
日向の目には、大粒の涙が溢れ出てきていた
悔しさ、感謝、目標持ってもって
様々な思いを心に植え付け、その味を噛み締めていた
烏養が去った後もAはしばらく部屋にいてくれた。
『私もいっぱい勉強するね、皆で強くなろう』
日向｢うん、ご馳走様でした｣
他愛もない会話が広げられ、ゆっくりと穏やかな時間が流れ、空になったお盆を持って部屋を出ていった
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ぱるむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます！番外編予定しているのでぜひリクエストくださいねっ❤️ (2023年3月20日 13時) (
レス) id: 038aac468c (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 2年前くらいから追いかけてた作品がついについに完結しちゃいました😭💕すごい素敵な作品でした！ありがとうございました😂😊 (2023年3月19日 16時) (レス) @page43 id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - ゆんさん» 大変お待たせしました！！今後ともよろしくお願いいたします！❤️ (2023年2月1日 19時) (レス) id: 038aac468c (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 更新が楽しみでいつも通知が来るとワクワクしながら除きにきてます🎵陰ながら応援しております😄📢 (2023年2月1日 8時) (レス) @page29 id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - ゆんさん» ご愛読ありがとうございます💖1年間も読み続けてくださり嬉しいです！ラストスパート気合い入れていきますね！これからもよろしくお願いします😌 (2022年6月8日 14時) (レス) id: 9fd630d8ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりらら x他9人 | 作成日時：2021年3月13日 2時
