エピソードオブユー 9 《ハイキュー》

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ーエピソード 506ー



｢サプライズといったら、、まだありますよ｣


いきなり声がしたかと思えば、そこには黒いスーツを身にまとった黒尾がニヤリと口角をあげて立っていた


澤村｢黒尾！｣


黒尾｢どうも、こういう者です｣


ご丁寧に名刺をだして澤村に渡した


烏養｢そういやお前バレーボール協会で働いてるんだったな｣


ネットを下げるべく頑張っていますと笑う黒尾に
烏養は猫又の意思を受け継いでいるのだと感じた


黒尾｢チビちゃん、いや、“日向選手”を探していたら
なーんかみたことある集団がいるなって思って近寄ったら
見事大正解｣


日向｢オレに用事ですか？｣


黒尾｢そうそう、これが本題なんだけどさ、世界のKOZUKENとコラボ動画やろうと思ってんだけど、日向先輩でてみない？？｣


日向｢面白そう出ます！何やるか知らないけど！｣


黒尾｢あとはもっと儲かる方法がねーないかと思ってんだけどねぇ｣


胡散臭い笑顔で手でお金を表し、日向を勧誘する黒尾の姿は明らかに怪しい


あまりの怪しさにコート内遠くから
見ていた宮侑や佐久早も
｢あの人に騙されて気づいたら借金1000万円みたいな感じスゴない？｣とチームメイトの日向を少し心配していた



菅原｢日向ーー壺買ってこいよー、俺見てみたいから！｣

東峰｢たしかに詐欺師って言われたらあれ詐欺師だな｣

澤村｢おいスガやめろ｣


壁際で二人コソコソ話しているとこを見て、菅原はまたも悪ノリをする
じゃ、後日よろしくと言って戻ってきた二人


『なんの話し？』


黒尾｢んー、企業秘密｣


『ふーん、じゃあいいや』


黒尾｢ええ？Aちゃん冷たくない？
いつもなら、なんで教えてくれないの〜って擦り寄ってくんじゃん｣


予想外のAの反応に黒尾はニヤニヤといつものAの様子をでかでかと声に出して言った
それに対し、や、やめてよー！と顔を赤くして黒尾の胸あたりをポコポコと叩と、黒尾はつい口が滑ったとAの後頭部をヨシヨシと撫でる


その様子を見せつけられた澤村達全員は｢｢黒尾め、わざと見せつけたな……｣｣と睨みを効かせた



時田｢あれ、八乙女は？｣


黒尾｢……八乙女？｣


田中｢そういやさっきトイレにーって急いで走ってったな
もらしたか？｣


庄司｢あ、いるよあそこ｣


時田｢おーい！！八乙女ー！！｣



黒尾がきたと同時に周りが盛り上がってる途中そそくさと逃げ出し、様子を見計らいにきた時、庄司に見つかり
大声で名前をよばれ、｢バカ！呼ぶな！呼ぶな！｣と顔を
わざとらしく隠した

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