エピソードオブユー 9 《ハイキュー》

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ーエピソード 503ー



終わってしまった。



そんな一言が出る試合だった。
セットカウント
3ー1


勝者 ムスビイ ブラックジャッカル


怒涛の彼らの全力の試合は、全員が魅了され
最初から最後まで一瞬たりとも目が離せなかった
盛大な拍手が聞こえる中、彼らの笑顔に心が踊る


『……ほんとにすごいなぁ』




試合が終わり挨拶をしている彼らに拍手を与えながら
涙目になっているAをマネージャーは、優しいほほ笑みで見ていた


「それではAさん、準備お願いしまーす」



試合が終わり呼びに来たスタッフの声をきき
立ち上がり部屋を後にした




【Vリーグ DIVISION 妖怪世代 揃い踏み！
非常に楽しみなシーズンが始まりました！】





未だ興奮気味の実況者の声
そして止まない拍手


その音を背景についさっき試合が終わった選手へのインタビューのため、会場へと足を進めた






木兎「おっ来たな！！みてたみてた？！」



『見てましたよ、私命名の木兎ビーム炸裂してましたね』



宮侑「俺のセットでうてへんやつがおるか、なぁ？翔陽くん」



日向「は、はい！流石でした！！ちょー気持ちよかったです！」



汗がまだ吹ききれてないにも関わらず木兎はAを目にすると、飛びつこうとするが、佐久早にタオルのうえから押さえつけられている


「じゃ、始めに各チームにインタビューお願いします」


『はい、まず今回は取材受けて頂いてありがとうございます。』



ピックアップされた選手たちを並べてAは仕事モードに切り替えるが、もっと話したいと木兎は唇を尖らす
そんな木兎に後で沢山話しましょうと目線で伝える




そして、放送事故になりそうな場面も多々あったが
Aと、マネージャーの切り返しによAんとかセーフ



賑やかで、明るい選手達とそして取材に来た赤葦と宇内も加わりインタビューは終了した。



_______________会場内





ファンとの触れ合いのために選手たちは
コートに戻ってきた
サインを求めるものや応援メッセージを送るもの
選手の知り合いや家族が多く見えた




菅原「清水ってば寒いのにそんなに足出してっ」


旭「お母さんか」


潔子「ちょっと寒いけど、みんなに会うからと思って
1番好きなの来てきた」


改めて久しぶりにあった菅原たちもまだ会話に花を咲かせていた。潔子のまっすぐでかわいいセリフにキュンっと
胸をときめかせる旦那の田中や菅原、澤村たち



『相変わらずかっこいいですね、潔子先輩』




「「「！！！」」」

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