485 宮城帰還 ページ16
ーエピソード 485ー
名残惜しくも音駒と別れをし東京を出たバスは
烏野高校へと帰ってきた
辺りはすでに暗闇で、校門近くには
保護者たちのお迎えの車がずらりと並んでいた
バスから出たあとは、お疲れ様や、おめでとうなど
温かい言葉をかけられ、
改めて全国大会が終わったのだと実感させられた
烏養「よっし、無事帰ってきたことだし。
みんなおつかれ、よく頑張った！」
欠伸をして最後バスから降りた烏養は、選手の前に立つと
手を腰に当てて、称えた。それに合わせ、武田もうんうんと頷いている
烏養「といっても、まぁ、あっちで十分反省やらなんやらやったわけだし。疲れただろう！今日明日明後日としっかり休んで月曜から勉強だ！3年生も部活はないが、学校頑張れよー」
勉強という言葉にうへぇ。とする田中西谷を横目に
それじゃあ解散と言いかけると
縁下「あの！少しいいですか。」
縁下が声をかけると、西谷、田中、木下が3年生の
背中を押し、烏養たちの横へと並ばせる
Aも清水の背中を押して同様に並ばせる
縁下「全国までこれたのも3年生のおかげです。
次の部活から先輩たちがいないって想像が正直…
できません。」
全国が終われば必然と3年生は自分たちの
進路の方へと集中する
新体制となるバレー部が未だに想像つかなくて少し怖い
田中「大地さんのまとめる力、スガさんの明るさ、旭さんの…っ〜えーっと、迫力！潔子さんの美しさ！！」
菅原「旭の迫力はいい所なのか？」
縁下「そんな3年生は俺たちの誇りです
今まで、ありがとうございましたっ」
最後震えた声が校舎に反響した
深く頭を下げた縁下に続いて
「「した！！！！」」
全員が深く頭を下げた
数秒だろうか、静かに時間が流れた
菅原「……どんだけお前らっ泣かすんだよ〜！！」
澤村「っ〜クッんで、なんで旭まで頭下げてんだよ」
旭「だって、合わせて下げたほうがいいかなって…」
菅原の顔はまたクシャクシャになり涙を流し、澤村のツッコミによって、旭はあたふたし
そんな3年生をみて笑い声が上がる
清水「ふふっ」
薄ら涙を浮かべた清水も笑えば
美しぃぃぃぃ！！！と田中西谷が胸を押え悶えている
『進路で忙しいと思いますが、
たまには遊びにきてくださいね』
清水「当たり前だよ」
澤村「楽しみにしてるぞ、お前ら！」
大きくて偉大な3年生がバレー部から卒業した
そんな夜だった
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ぱるむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます！番外編予定しているのでぜひリクエストくださいねっ❤️ (2023年3月20日 13時) (
レス) id: 038aac468c (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 2年前くらいから追いかけてた作品がついについに完結しちゃいました😭💕すごい素敵な作品でした！ありがとうございました😂😊 (2023年3月19日 16時) (レス) @page43 id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - ゆんさん» 大変お待たせしました！！今後ともよろしくお願いいたします！❤️ (2023年2月1日 19時) (レス) id: 038aac468c (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 更新が楽しみでいつも通知が来るとワクワクしながら除きにきてます🎵陰ながら応援しております😄📢 (2023年2月1日 8時) (レス) @page29 id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - ゆんさん» ご愛読ありがとうございます💖1年間も読み続けてくださり嬉しいです！ラストスパート気合い入れていきますね！これからもよろしくお願いします😌 (2022年6月8日 14時) (レス) id: 9fd630d8ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりらら x他9人 | 作成日時：2021年3月13日 2時
