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ーエピソード 483ー
黒尾「ったく、いいおせっかいだっつの」
静かにグッジョブマークを向けた澤村と菅原、そして夜久を横目に走って体育館の方へと戻っていったAを黒尾は追いかける
『確かここらへんだったような』
当たりを見渡すと、黄色のガラケーがぽつりとベンチの上に置いてあった。まったく、あんなけ言われていたのになぜ忘れてくるのか。困った奴だとため息をしながらも、盗まれていないことに安心をし、キュッと握りしめ、先程の場所へと戻ろうと体の向きを変えたときであった。
黒尾「歩くの早いな」
『あれ黒尾さん、忘れ物ですか？』
黒尾「ん、いやこんな可愛い子1人で歩かせるわけにゃいかねえだろ」
『えー棒読み、』
暗くなってきたからサッサと戻るぞーと笑った黒尾は
Aの背中に手を当て前に進めさせる
なんだなんだと黒尾の顔を
見上げるAだが黒尾は満足そうにしている
久しぶりに2人っきりで夕暮れの中ゆっくりと歩く
『なんか懐かしいですね、こうやって暗い中歩くの』
黒尾「確かになー。こうやって部活後に会ってとかってもうないのか」
目の前は宿だが、中に入ったのであろう外には誰もいない
黒尾「そんな悲しそうな顔して、
え、なにAちゃん寂しいの」
ニヤニヤと見下ろしてくる黒尾の顔はいつも通りで、余裕そうなその態度にAはプイっとそっぽを向いて『別に悲しくないです！いつでも会おうと思えば会えますし』と言い返す
黒尾「ははっ、俺は寂しいけどな。」
いじりキャラだった黒尾が急に正直なことを言い
Aはハッと顔をあげた
黒尾「ほら、黒尾さん正直に言ったよ。Aは？」
『寂しいにきまってるじゃないですか』
黒尾「おっ、素直になった。いやぁ嬉しいね
Aちゃんにこんなに懐かれるとは」
『懐くって…猫か』
黒尾「A、おいで」
またバカになれたと顔を顰めるAを見て笑い
大きな手を広げ、おいでと呼び寄せる
こういう風にからかいあって話すのも難しくなるこの後
Aは不安になり泣きそうになAがら黒尾の胸の中へと入っていった。
『黒尾さんはいつでも余裕そうでずるいです…』
ぐすぐすと鼻をすするAの後頭部を
愛おしく優しく撫でながら
黒尾「俺も寂しいって。だからさ、付き合おう。」
黒尾の中でプルプルと震えていたAの肩はピクリととまり、小さく『えっ…』と呟いたのが聴こえた
そのまま体を離し、涙目の綺麗な目をみながら
黒尾「Aが好き、俺と付き合って欲しい」
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ぱるむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます！番外編予定しているのでぜひリクエストくださいねっ❤️ (2023年3月20日 13時) (
レス) id: 038aac468c (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 2年前くらいから追いかけてた作品がついについに完結しちゃいました😭💕すごい素敵な作品でした！ありがとうございました😂😊 (2023年3月19日 16時) (レス) @page43 id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - ゆんさん» 大変お待たせしました！！今後ともよろしくお願いいたします！❤️ (2023年2月1日 19時) (レス) id: 038aac468c (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 更新が楽しみでいつも通知が来るとワクワクしながら除きにきてます🎵陰ながら応援しております😄📢 (2023年2月1日 8時) (レス) @page29 id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - ゆんさん» ご愛読ありがとうございます💖1年間も読み続けてくださり嬉しいです！ラストスパート気合い入れていきますね！これからもよろしくお願いします😌 (2022年6月8日 14時) (レス) id: 9fd630d8ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりらら x他9人 | 作成日時：2021年3月13日 2時
