【歌い手】イケメンです、うん。２【天月】 (ページ6)

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Cool.５３ページ6

※Aさん、女ですからね？
(なんか自分で書いてて男に見えた)
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天月side

『…絶対２人にはAのこと送らせちゃダメだ』

そら「襲う気満々だからな」

luz「えぇ？いや、いけるかいけないかで言ったらいけるっていう話ですよ？」

いや、だからそれが危ないんだって。

…だって、いけるんじゃんか。

『とにかく駄目なもんは駄目！』

luz「なんで天月すんが決めるの～」

『いや、決めるとか決めないとかじゃなくてAが危ないってこと！』

luzくんが送ったのに、帰ってこないとかになったらどうすんだよっ！

いろいろ問題だわっ！

そら「じゃあ天月送ってけよ」

『…はい？』

そら「俺らまだ飲んでるからさ。それなら心配ないだろ」

『まあ、そうですけど…』

いやでも俺なんかが送っていいの？

皆も送りたいんじゃ…

ギャーギャーワーワー！

あ、うん。送ろう。

送らなきゃダメだ(使命感)

・・・

You side

『…ん、ん？』

重い瞼を開けると、自分がいるのはタクシーの中だった。

そして隣に天月。

…ん？天月？

『なんで天月がいるの』

天月「なんでって…はぁ。Aが寝たからホテルまで送ろうと思っただけ。ってかそらるさんに任されたの」

『あーそうなの。ごめん、まだ飲みたかっただろうに…』

天月「え、いや別にそうじゃないけど…

でも！あのままだと、絶対喰われてたよ」

は？喰われる…？

自分が？喰われる？

『誰が喰うんだよ』

天月「いや、ほらluzくんとか志麻くんとか…」

『自分の何を食べるんだよ』

そこまで言うと、「ううん、Aは知らないほうがいいんだよ」と笑顔で返された。

…そこまで言われたら気になるじゃん。

『なにそれ。教えてよ』

天月「ほら、ホテル着いたよ。行くよっ！」

『はぁ！？ちょ、待てって、』

バタバタと走る天月に手を引っ張られタクシーから出る。

…あ、お金は払ったよ。

『ちょ、天月ってば！』

天月「キミハナニモシラナクテイイヨ」

…何言ってんだお前(哀れみの目)