Cool.48 ページ1
You side
本番が、来てしまった。
どうしようか、内蔵が口から出てきそう←
luz「…A、大丈夫?」
『…心臓がちょっと破裂寸前』
まふ「わー、死ぬやつだよそれ」
『まだ死ねない。せめてでもこのライブ終わってから』
天月「終わってからでも死なないでね!?」
ごめん天月。
ツッコミなんていらない((
そら「ってか、慣れろよ。お前普通よりライブ多めにやってるだろ?」
『そうなんですけど、そうじゃないんです』
nqr「もう言葉が矛盾し始めてるじゃん」
『あ、nqrseちゃんお久しぶり』
nqr「お久しぶり」
内蔵が出そうだけどnqrseちゃんとハイタッチする。
…あ、nqrseちゃん呼びなのは気にしないで。
nqrseちゃんはnqrseちゃんだからさ←
luz「まあ、落ち着いて歌おうな」
『年下のくせに大人振りやがって…』
luz「えーやんえーやん」
ちゃらちゃらしていると、まふが円陣を組もうと言い出したのでみんなで円陣を組む。
…暑い。
まふ「行くぞっ!!」
「「「「「「おおっ!」」」」」」
…緊張できるのも今のうちってね。
よし、やってやろう。
・・・
最初はそらるさんと、まふ。
…最初ってすげぇな。自分無理だわ。
そして、どんどんとステージに立って歌っている自分の友人を眺めながら、自分の番を待った。
…自分は天月の次だ。
After the Rain、浦島坂田船、天月…ときて、
次は自分だ。
ステージに行くと丁度天月が終わった時だった。
マイクを握り、天月がこっちに戻ってくるのを待っていた。
天月が隣を通り過ぎ、次は自分だ、と少し力んだ瞬間、背中に痛みが走った。
「は?」と思いながら、バッと振り返ると天月が笑顔で立っていて、ああ背中を叩かれたのだとわかった。
『なに』
天月「いやぁ、カチカチになっている誰かさんの緊張をほぐしてあげようと思いましてね?」
…馬鹿野郎が。
『ありがと、行ってくるよ』
天月「楽しんでくるんだよ!」
それくらい知ってるわ。
だって、自分が楽しまなきゃお客さんは楽しんでくれないから。
___音楽が流れ始めた時には、緊張なんてなくて、ただただ、早く歌いたかった。
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作者名:Rairin | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年8月17日 15時