聖杯戦争、開幕 13 ページ14
「__まったく、何を考えているのよアンタ!!私があとちょっと遅ければあんた即死よ!?」
空から少女の怒声が聞こえる。恐る恐る燕青が目を開けると、そこには女神、イシュタルがいた
イシュタルは天の舟マアンナに乗り、東京の街を飛んでいた。燕青はそのマアンナに干されているような状態でぶら下がっていた
「…成程、俺の感じていた気配は、あんただったのか、アーチャー」
燕青は立香に言われ出た数分後、彼の後を付ける気配を感じていた
殺しにかかる様な気配はなかった為、気には止めなかったが、そちらにも一応警戒していた。が、その正体がイシュタルだったのは想定外だった様で、燕青は驚いていた
「あんたが出たすぐ後、マスターに呼ばれたのよ。危険だと思ったら、マアンナに乗せて連れて帰りなさいって。まったく、私の舟はひとり乗りだってあれだけ言ったのに」
愚痴愚痴と文句を言うイシュタルだが、今回はそれを悪くは言わない。なんせ彼女のおかげで、燕青はこうしてまだ現界出来ているのだから
「とにかく、助かったぜアーチャー。お陰で命拾いした」
「当たり前でしょ。この仮は
「ああ。俺に出来ることならなんでもしますよ、女神様」
ところで、とぶらさがった状態で燕青は言う
「マスターのところに戻ったら、あのアサシンの事を伝えておかなきゃならねえな」
「アサシン__呪腕のハサンね」
「ああ」
呪腕は、カルデアでは2人が召喚されるより前に現界していたサーヴァントだ。その彼が、聖杯の力によって召喚され、"カルデアにいる呪腕とは別の呪腕"が存在するのは、怪奇極まりない
「まずはマスターに報告。それからダ・ヴィンチ嬢だな」
「そうね。ああ、こうして大変な思いしてるのに寝てるアイツが忌々しい」
「マスターは生身の人間だから仕方ないだろ。許してやってくれ。ところで女神さん」
「何よ」
「…………いい加減、ちゃんと乗せてくれませんかね?」
「マアンナはひとり乗りだから無理よ。乗れるだけいいと思いなさい」
* * *
アナスタシア攻略のためしばらく更新しません
3日くらいでクリアして帰ってくると思います
頑張るぞ俺のライダーオジマン!!太陽神子安!!!
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幻想彼岸桜 - 初めまして!凄くおもしろいです!カルデアから連れてってるメンバーがもう、最高すぎて、ほんと、好きです←更新とても楽しみにしています!頑張ってください!!あと、文才分けてください← (2018年5月2日 2時) (レス) id: c7d5f2986a (このIDを非表示/違反報告)
かかお(プロフ) - Kagariさん» 私の好きな鯖を選んでいたので完全にこれ読む人偏るのでは!?と思ってたので安心しました!! 私もプーサーもマーリンもドゥも大好きでドゥに限ってはLv100にするくらいです笑 そう言っていただけて大変嬉しく思います!アサシンくんとってもかっこかわいいので是非! (2018年4月4日 14時) (レス) id: 5132762bda (このIDを非表示/違反報告)
Kagari(プロフ) - 俺得メンバーありがとうございます!!プーサーとマーリン、エルキドゥ大好きなのでとても嬉しいです。お話もとても面白いし、ウチのカルデアにアサシンの縁はまだ無いのですが、このお話を読んで早くお迎えしたくなりました。次の更新が楽しみです。長文失礼しました。 (2018年4月4日 11時) (レス) id: 770035d039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かかお | 作成日時:2018年3月29日 3時