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MK side
重めの前髪に銀縁の眼鏡、後ろで髪を一つに結び、グレーのパンツスーツ。
A先輩は今日もいつも通り。変わったのは、キスをしたこと。それだけ。
そう頭の中で考えて平常心をなんとか保とうとするも、変わりすぎたことに動揺する。
『…あの、すごく言いづらいんだけど、』
昨日、俺のこと知りたいって言ってくれたけど、やっぱりその場凌ぎの言葉だったのかな。
『私、28歳なの…マークくんはまだ24歳でしょ？だからその…結婚、とか考えないじゃん。』
『でも、私は三十路目前でもう結婚適齢期だから、今後の人生を一緒に過ごすパートナーが…必要で。』
MK「僕はA先輩と、結婚したいです。」
不思議なぐらいすらすらと出てきた言葉。A先輩は目を真ん丸にしてびっくりしている。
MK「…気持ち悪いかもしれないですけど、僕はあわよくば先輩と結婚したいな、とか思ったことあります。」
「確かに…4年離れてますよ。でも僕は先輩の人柄を見て好きになったんです。だから歳なんて関係ありません。」
…流石に引かれた？まだ付き合ってもないのに、結婚したいって思ってたとかアウトかな。
『…ありがと、』
A先輩は顔を俯けて、なかなかこっちを見ない。
MK「A先輩、？…やっぱ引きましたよね、」
『…ちがう、』
MK「え？」
『ちがくて、こういうのに慣れてなくて…恥ずかしい、』
ようやくこっちを見たA先輩は、顔を赤くして目が潤んでいた。
あー、ほんと… わざとやってるとしたら、男慣れしすぎでしょ。
MK「僕…先輩が思ってるほど、余裕ないです。」
「だからこれからゆっくり、近づいてもいいですか？」
一歩、一歩。コクンと頷いた先輩に近づいていく。
『…私もゆっくり、近づくね。』
まだ顔の赤みがひかないA先輩を、優しく抱きしめる。
…ちゃんと優しくできてる？先輩はハグ嫌だったりしないかな。
『マークくん、ちゃんと暖かいから大丈夫だよ。』
MK「…やっぱ緊張してるのバレましたか？」
『少しだけ、笑』
余裕持たないとだな、もっと研究しないと。
『…私が知りたいと思ったのは今のマークくんだから、そのままでいいよ。』
…やっぱ好きだな。
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風ちゃん(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» すったもんだある予定です、笑 ぜひ更新をお待ち頂けると幸いです。 (2月17日 7時) (
レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - 絶対に幸せになってほしい反面…すったもんだも少し期待…楽しみに読ませていただきます⭐︎ (2月16日 21時) (レス) id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - 玄兎さん» このマークさんがタイプだなんて…嬉しいお言葉ありがとうございます。ぜひ更新をお待ち頂けると幸いです。 (1月12日 7時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
玄兎(プロフ) - 正直若干本当にこの作品のマークがタイプです。更新楽しみにしてます♡ (1月11日 23時) (レス) @page3 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風ちゃん | 作成日時：2024年1月9日 22時
