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Your side
"私もマークくんと一緒に行きたい"
どうしてこの一言が出ないんだろう、出せないんだろう。素直になれない自分に嫌気が差してくる。
ふと思い出した後輩の言葉
"マークくん貰っちゃいますよ"
それだけは絶対に、それだけは
『ダメだ！！』
MK「…やっぱりダメですか、」
『ん？…あっ、いや違くて、その』
MK「無理しなくていいですよ、それじゃ…」
私の横をマークくんが通り過ぎて、頬に微かな冷たい風が吹く。
マークくん絶対勘違いしてる、、
後ろを振り向くと、もう遠くまで行っているマークくんが。
思えば今まで先に誘ってくれてたのはマークくんで、私から誘ったことは一度もなかった。ただ流されて、いいよって言うだけ。
そんなんじゃ想いなんて届くわけない。頭の中ではわかってるのにそれを実行しようとすると頭が真っ白になってなにも出来なくなる。
昔からそうだった。好きな人はいても自信がなくてアクションを起こせず告白する前に終わったり、付き合っても相手が冷めちゃったり…
でも、
"先輩の人柄を見て好きになったんです"
"少しでも早く先輩に会いたくて"
"俺、先輩と一緒に過ごせて嬉しかったです"
マークくんはいつだって、私に気持ちを伝えてくれる。マークくんだけ伝えて私は伝えないの？…それは違う。
言うなら、今だ。この瞬間を逃したらダメ。
『マークくん！』
MK「…A先輩？なんで、」
『さっきの、さっきの返事…』
走ったから息が上がって肩が上下して、吐く息は白い。
『私もマークくんと一緒に行きたい、！』
目の前にいるマークくんは、目を真ん丸にして驚いている。緊張と寒さで手がぶるぶると震えてるけど、そんなの構わない。
マークくんの誤解を解かねば…
『ダメってさっき言ったのは…今日後輩に言われたことに対してのことであって決してマークくんに対してとかじゃなくて、』
MK「ははっ、そんなに焦って言わなくても、笑」
『だってマークくん誤解してたから、誤解解かなきゃって思って…』
MK「今ので誤解解けました。ありがとうございます、笑」
そう言って笑うマークくんを見てほっとした…あのまま誤解解けなかったらどうしようかと一瞬息の根を止められた気がした。
MK「一緒に行きましょうね、社員旅行。」
社員旅行まであとちょっと。
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風ちゃん(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» すったもんだある予定です、笑 ぜひ更新をお待ち頂けると幸いです。 (2月17日 7時) (
レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - 絶対に幸せになってほしい反面…すったもんだも少し期待…楽しみに読ませていただきます⭐︎ (2月16日 21時) (レス) id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - 玄兎さん» このマークさんがタイプだなんて…嬉しいお言葉ありがとうございます。ぜひ更新をお待ち頂けると幸いです。 (1月12日 7時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
玄兎(プロフ) - 正直若干本当にこの作品のマークがタイプです。更新楽しみにしてます♡ (1月11日 23時) (レス) @page3 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風ちゃん | 作成日時：2024年1月9日 22時
