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Your side
『…歩み寄るって決意したけど、』
歩み寄るってなに？
歩み寄るって具体的にどんな？
恋愛の方法なんてすっかり忘れてしまった。最後に恋愛したのは8年前、20歳の時。今のところ、あれが最初で最後の恋愛なのだ。
『うぅぅ…先輩なのに余裕ない、、』
ふとマークくんの真剣な目を思い出す。
『…あれ嘘だったのかな、でもマークくんに限ってそんなことなさそう。でもあり得ない話でもないよね、！』
彼氏なし一人暮らしの部屋に響くでっかいしょうもない独り言。
頭の中をマークくんがぐるぐる駆け回る。
私の唯一の不安は、なかったことにされること。
明日なかったことにされてたらどうしよう、一夜だけの恋だとしたら…私は遊ばれてたってことになるよね。
『もういいや、とりあえず寝よ…』
寝よ、とは言ったものの全く寝れず、目が乾燥したまま翌日に持ち込んだ。
・
経理部のドアを開ける…のたが、昨日のことがあったから開けられない、、
「先輩、そこ邪魔です。」
『あ、ごめん…』
いつもと全然違う信じられない低さの声を出している我が後輩。(ミニスカ着用率100%のモテる後輩です)
「…先輩、マークくんとしたんですか？」
『…した、って何を？』
「とぼけないでください、セッ『してないしてない！！ほんとにしてない』…え？」
とんだ誤解を招くところだった…こんな朝っぱらから夜の話をするなんて、いつから私は恥じらいというものが無くなったんだろうか。
後輩は口をぽかーんと開けて、ありえないとでも言うような顔をしている。
「嘘つかないでください、飲み会二人で抜け出してバー行ったら…もうその流れになるじゃないですか。」
若干不貞腐れている後輩は、そのまま長々と説明をした。
「つまり、生物学的に考えても何もないなんてあり得ません。」
『…説明ありがとう。でもほんとになかったの、そういうことが。』
後輩は明らかに分かる呆れ顔を見せた後、一息ついてドアを開けた。
「おはようございまぁす！」
後輩が先ほどまでと違う高く可愛らしい声で挨拶をすると、男性社員が「今日もかわいいねー！」と黄色い声をあげる。
…流れでいけ、Aよ。
『お、おはようございます。』
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風ちゃん(プロフ) - 奈胡（元jen）さん» すったもんだある予定です、笑 ぜひ更新をお待ち頂けると幸いです。 (2月17日 7時) (
レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
奈胡（元jen）(プロフ) - 絶対に幸せになってほしい反面…すったもんだも少し期待…楽しみに読ませていただきます⭐︎ (2月16日 21時) (レス) id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - 玄兎さん» このマークさんがタイプだなんて…嬉しいお言葉ありがとうございます。ぜひ更新をお待ち頂けると幸いです。 (1月12日 7時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
玄兎(プロフ) - 正直若干本当にこの作品のマークがタイプです。更新楽しみにしてます♡ (1月11日 23時) (レス) @page3 id: 3e814a21c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風ちゃん | 作成日時：2024年1月9日 22時
