塾の先生がイケメンのくせにナルシすぎて困った話 [センラ]

にじゅうごヾ(`･ω´･)ゞ ページ26

《イカは軟体動物だね、わかる？》


｢なんでイカが軟体動物なんですか！？イカは僕の友達、そう哺乳類です！｣


《いや、なんで友達になるんだよ！》


先程から志麻さんとまふくんはこんな調子で、波長が合わないようだ…。


こちらはというと、センラさんに数学を教わっている。


｢センラさん、ここ教えて｣


『はいは〜い』


特に代わり映えのないやり取りである。



･･････････････････････････････････････････



時刻は１２時半、そろそろお腹が空く頃。


『出来たで〜、はよこっち来て』


センラさんは先に台所に行き、昼食を作ってくれていた。


呼ばれたのでそちらに行くと、机には出来立てホヤホヤのオムライスが並んでいた。


｢へぇー、センラさんて料理できるんですね｣


『Aに言ってもらえると嬉しいわ〜、ちゅっちゅしたくなっちゃうなぁ〜』


｢きもっ｣


ちょっと感心して呟いてみたが、また調子に乗った。そうゆう所がキモチワルイんだって。


｢おおっ、オムライスですよ！志麻さん！｣


《美味そうやねー、まふくん》


ドタバタと遅れて走ってきたまふくんが言うと、志麻さんもにっこり笑って返した。


いつから仲良くなったんだ？この２人…。


『ええから、はよ席ついて？』


｢《はぁーい》｣


黄金色のふわふわオムライスを前に、我慢できそうにない。早く食べたい。
じゅるり…( ^q^ )



『じゃあ全員手を合わせて』









全｢いただきます！｣

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