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川「愛してる、A」
あ「私も、愛してる」
私たちが、こうやって気持ちを伝え合える時間は極わずか
彼が仕事から帰ってきたら、その至福の時間は終わりを告げる
時は残酷な程にチクタクと進んでいき、気づけばもうタイムリミット
キツく抱き合っていた腕を名残惜しく離せば、私たち二人の関係は母と子になる
太一の部屋から出て、玄関で待っていれば車の音が聞こえてくる
コツコツと革靴の足音と共に、開かれたドア
あ「おかえりなさい、
雄「あぁ、ただいま」
玄関先でカバンと上着を預かり、寝室に持っていく
リビングに行けば、既にソファに座って、太一と話していた
雄「どうだ、太一、部活の方は」
川「うん、順調だよ今回のインターハイも全国に行けると思う」
雄「そうか、勉学の方も頑張っているからな、その調子で頑張りなさい」
川「うん、じゃあおやすみ」
毎日の日課の報告、会社で言うと業務報告みたいな
この2人の会話は夜の二言、三言くらいで終わる
どちらも、互いに関心がないんだろう、第三者目線からはそう疑える
あ「今日は揚出し豆腐、お浸し、お味噌汁と鮭です」
良い具合に温め直したご飯を出せば、「いただきます」と食べる
45歳とあってか、食べる量は少なめ
それは結婚当初から変わっていない
それからはと言えば、他愛もない話をし、深夜1時にはベッドに入り寝た
この隣に眠るのが太一だったらと、何度考えたことか
眠りにつけば、朝がやってくる
朝がくれば、夜がくる
そんな毎日が、窮屈でたまらない
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☆うみ☆(プロフ) - スマッシュ田岡さん» コメントありがとうございます！！！そう言っていただけて嬉しいです！更新ペースは遅いかもしれないですが、ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいですm(*_ _)m (2017年4月25日 15時) (
レス) id: 4690a194b4 (このIDを非表示/違反報告)
スマッシュ田岡 - めちゃくちゃ好きです!!更新待ってます。 (2017年4月25日 12時) (レス) id: 390af39236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆うみ☆ | 作成日時：2017年4月15日 4時
