★９４★ ページ46
翔「大丈夫だよ(笑)
ともくんのパパとママは本当に優しいよね」
とも
「うん、優しいと思う、『勉強しなさい』って言われないし、
でも、翔先生さぼったり、もらった薬飲まないとかは、絶対許して
くれないよ、特にママ。
予防接種も絶対するよ、泣いても怒られないけど、『やらなくていいよ』
は、言ってくれないよ、
友達はね、やらない子もいるけど、『お友達はお友達、ともはとも』って
体のことは、すごく厳しい、
テストの点数悪くても、『おお〜』っていうだけで終わりだった、
パパはね、一緒にゲームしてくれるから、新しいソフトでたら、買って
くれるよ。
ママは『また、買うの〜？』っていうけどね」
翔「ご両親が伝えたいこと、ちゃんと理解してくれていますね」
父・母
「はい、うれしいです」
智「お待たせしました、できました」
雅「潤ちゃんもともくんも、ちょっと見においで、
食べたいものお皿に入れようね」
潤「うん」
とも
「うん、ママ、少しでもいい？」
母「いいよ、見せてもらっておいで」
とも
「わかった、行ってくる」
母「楽しく食事したいので、あまりガミガミ言ってないつもりですけど、
負担になっているんでしょうか？
今みたいに、ともくん自身に食べられる量を考えてもらうことも
ないので。
私が盛ると嫌いなものも食べて欲しくて、必ず入れるので」
智「うちもいつもじゃないですよ、普段はなるべく、まんべんなく
盛っています、
どれだけ、盛ってくるか楽しみですね(笑)」
父「はい、楽しみです、賑やかにやっていますね」
母「ホント、楽しみです、鳥のエサぐらいかも(笑)
ごちそうになるのに失礼なたとえですけど」
智「雅が上手にやってくれるかも。
うどんの時も雅と食べたんです。
そしたら、小さなおにぎりも１個半食べていました、
サンドイッチもキュウリを取ってあげたら、そこそこ、
あとは、コーンスープも少し欲しいって自分から」
母「ありがとうございます、すごいです。
いつも体調悪いと食べなくて、困り果てて点滴してもらって
機嫌が悪くなるっていう魔のループです」
智「横で潤が食べていて、『潤ちゃんのおにぎりは？』とか
『コーンスープ？』とか騒いでいたのがよかったのかな」
母「そうかもしれません、主人が遅いと私と二人なので、
プレッシャーになっているのかな。
つい、『あれは？これは？』って口出しするので」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2020年11月9日 6時
