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★７４★ ページ25
雅と「本当にありがたいよね〜翔くんがいてくれて、スタッフさんまで
食事の心配してくれて、足向けて寝られないよね。
和も潤も、翔くんがいてくれなかったら、心配で入院させているよ。
みんながいてくれるから、在宅で落ち着いて看病できるよね。
ともくんのお母さんだって、一人にでクリニックへ連れて来て、
お家で看病されることも多いだろうね。
和と潤なんて、俺たち二人だと無理だよね」と話した。
潤ちゃんは、智くんに抱っこされてお手洗いへ行った。
オムツが嫌だって大泣き。智くんが珍しく
「しんどい時は、いいんだよ。ほら、やっちゃおう」って
少し強引にやったらしい。
「パパ〜怒らないでぇ〜」って。
「怒ってないから、ジュースでも飲む？」
「ジュース飲む」
ジュースを飲んで、俺に張り付いている。
和は、一人でベッドで寝てくれている。
「パパぁ〜お熱、しんどい(泣)
これ、いやだぁ〜とるの〜」
少しだけ落ち着いて、自分の言葉で
話すことができた。
「うん、しんどいねぇ〜、潤ちゃんがいやじゃないなら
抱っこしてようか？
おてては、翔ちゃんがいいよって言ったら、
取ってもらえるよ。
今ね、和くんもともくんも、おててつけているよ。
また、ちっくんしたくないでしょ」
「うん、ちっくんいや、おてて、みんなだから、
ともくんのママは？」
「ともくんのおばあちゃんが、いたいいたいだから
お留守番して待っていることになったの。
ともくんもお熱だから、一緒に寝ていてくれるかな？」
「うん、いいよ。とも、すごいね。お留守番」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2020年11月9日 6時
