～陽のあたるリビングで２～ (ページ19)

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どちらかと言うと、潤くんの方がしんどそう。

和くんは、抱っこしてよしよしすると落ち着いている。

潤くんは、「潤ちゃんも抱っこしてぇ～」
「和くん抱っこしたらダメ～」ってヤキモチ全開。

和くんを抱っこしている人に、自分も抱っこしてほしいって
大騒ぎ。

しんどいから自分でもどうしたいか、よく分からないみたい。

和くんは、智くんが、潤ちゃんは、俺が抱っこして少しだけ
落ち着いた。

「お鼻が痛い」「点滴、全部外して」「お熱測らない」
「もしもししないで」「お薬、しないで、飲むのも嫌だ」と
必死で訴える。

「翔ちゃんがいいの、翔先生はダメ」と大きな目に涙を
いっぱい溜めて言う。

潤ちゃん、インフルの検査した時に漏らしてしまったみたいで、
パジャマが濡れている。

でも、気がついていないみたい。

排尿があるって言うことは、脱水していない証拠だから、
一安心。

二人に口パクで『漏らしてる』と伝えた。

「潤ちゃん、お手洗い行こう。少し濡れているから
パジャマも着替えようね」

初めて気がついたみたいで、

「ごめんなさ～い」と大泣き。

「だいじょうぶ、お熱が高い時は、誰でもあるよ」

大泣きのまま、抱っこでお手洗いへ行く。

シャワーしてから、パジャマを着替えた。

「安心して寝られるようにね」と言い聞かせて、オムツをした。

ひと通り終わらせて、リビングへ戻ると、
新しい布団が用意されていた。

抱っこしたまま、布団の上へ座る。