シェアハウス (ページ13)

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★１２★ ページ13

雅「おしまい、がんばりました」

「ありがとうございました」

雅「潤ちゃん、大丈夫？今日はゆっくりしてね」

潤「ありがと・・・ございました」

あいさつしながら、また涙があふれ出す。

「どうした？しんどくなった？」

返事はしない。

雅「次の予約は取らないから、また連絡してね。
大学の授業もあるもんね」

「ありがとうございます。また、連絡させてもらいます」

雅先生に見送ってもらってリハ室を出た。

なんとなく、調子を悪くなりそうな予感。

「ちょっとだけ、外来へ寄っていい？」

潤「やだ、なにするの？注射？」

「なにもしないよ。カフェで待っとく？」

一人で待っとくのも嫌。

結局、カフェでチョコレートのドリンクを買って
外来の待合で待つってことで決着した。

外来の待合の隅っこに座った。

すぐ戻って来てねって何回も言う。

ちょうど、外来に先生がいて薬を処方したいことを伝えた。

潤くんはおうちにいるの？って聞かれた。

リハビリが終わった後なんですけど、不安定な感じで調子が悪くなりそう
なんですって返事した。

待合にいるなら診察しようかって言ってくれたけど、何もしないって約束
だったらやめようねって言ってくれた。

何種類か薬を処方していると、先生が「知ってると思うけど、潤くん
飲まないよ～座薬も大嫌いだからね～翔先生よろしく」って言う先生。

俺は嫌われなくて済むからって。