シェアハウス (ページ2)

今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:9,476 hit

★１★ ページ2

翔side

大学に合格した潤くんがひとり暮らしがしたいって言い出した。

身体が弱いから、もうみんな総出でとめた。

でも、潤くんの強い希望は変わらなかった。

みんなで考えて、俺とシェアハウスするっていう妥協案で
なんとか納得してくれた。

新生活の準備も整った。

定期受診の日に合わせて、主治医の先生にも事情を説明しようと
思っている。

定期受診当日、前もって聞いていた予約時間に合わせて外来へ行く。

職員通路から入ると、聞き覚えのある声が聞こえる。

「診察中すみません。よろしいですか」

主「は～い、どうぞ～。翔先生、どうしたの？」

「実は潤くんと幼なじみというか家族ぐるみで仲良くしていて、
大学生になったのを機に俺と二人でシェアハウスすることになったんです」

主「そうなんだね、翔先生がいてくれたら安心だ」

「いえ、一人暮らしがしたいっていうのをシェアハウスで納得して
もらったんです。
それで、注意することを改めてお伺いしたいな思ってお邪魔しました」

主「なるほど、最近は、体調いいよね。
喘息もコントロールできてるし、しっかり食べて、疲れすぎないようにね。
他は、排泄する力が弱いから手助けが必要だと思う。
シェアハウスするなら、処方するよ」

潤「いや、いらないもん」

主「一番はこれかな(笑)翔先生にやってもらったほうがいいでしょ」

「今まではどうしていたんですか？」

母「私か主人でなんとか・・・最近は嫌がってできなくて」

主「浣腸かひどくなかったら刺激で排泄できるからね」

潤「だめ、やらない」

「わかりました、今日の診察は終わりですか？えらくご機嫌の
悪い顔をしていますね・・・」