すくすく (ページ30)

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おひざ　２ページ30

潤「あっこ(抱っこ)」

翔「いいよ、抱っこしようね。あんよ、いたいの？」

潤「いちゃい」

母「翔ちゃん、ご飯食べるから、抱っこおしまい
して」

潤「いやよ、あっこ」

翔ちゃんは、潤ちゃんを抱っこしたままご飯を食べた。

先に食べ終わっていたけど、ちょこちょこ食べさせてもらっている。

翔「よく食べるようになったよね」

「うん、食べるようになったね。自分で食べないのと好き嫌いが
はっきりしてきたけどね」

マ「楽しく美味しく食べてくれたらいいわよね、気が向いたら
自分で食べるし、好き嫌いもずっと続くわけじゃないと思うし」

翔「ごちそうさまでした」

マ「は～い」

翔「大変なことになりそうだけど、お風呂入ろうか」

マ「そうね、重症だけどおねがい」

いつもどおり、お風呂へ。

やっぱり、湯船へつかるとしみたみたいで、「いちゃ～い」って
泣いた。

お風呂から上がっても、グズグズ。

３人で潤ちゃんにかかりっきり。

マ「眠たくなったのよね～」

「そうだね、ねんねしよう」

潤「や～、ねんねない、あんよ・・・」

翔「にゅうにゅうは？」

少し牛乳を飲んだけど、機嫌はなおらない。

マ「潤ちゃん、ねんねしよう。
サンタさん、見てるよ～」

潤「サンタ・・・ねんね」

抱っこしてよしよししたら、眠りに入った。

翔「サンタさん効果すごいね」

マ「わかってないと思うけど、ご近所さんとか療育センターで
サンタさん来るかな～ってね」

翔「なるほどね、わからないけど、なんかあるみたいな
感じね」

マ「そう、いい子にしてなくてもサンタさんはくるんだけどね(笑)」

「いろいろなことを経験して大きくなってほしいからね」

明日は、家族でささやかなクリスマスパーティーを予定している。