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智「ふ〜ん、えびさんいたたよ、ちっくんした」
潤「そうか、痛かったね、でも、がんばってお利口さん
だったね」
翔「お利口さんだったよ。
でも、めちゃくちゃ覚えてるよ〜仕方ないけど、
ずっと言われるパターンだよ。
恥ずかしいけど、俺も涙出たよ。出張行かずに
いたら、こんなことにならなかったかもってね」
潤「確かにそう思うよね、
さとくん、もう一回だけパクってしよう」
智「むぅ〜」
拗ねているけど、相手が潤ちゃんだから
言う通りにできている。
翔「ホント、潤ちゃんの言うこと、しっかり聞けるよね。
俺には、『嫌い〜あっち行け〜』とか言うけど」
潤「ちゃんと、オンとオフを使い分けているみたい、
この前、ママが『潤先生と和先生とがんばった日は、
翔くんにすごく甘えて、わがまま放題なんです』って」
翔「言われたらそうだわ。がんばった後なら仕方ないわ」
潤「お〜すごい、全部飲んだね、初めて
1パック飲めたね、お利口さん」
智「えへ」
潤「入院中と思えないぐらい、ご機嫌だね、
お昼ご飯の時に来られたらまた来るよ」
翔「ね〜、潤ちゃんにバイバイって」
智「じゅんちゃバイバイ」
潤「バイバイ」
潤ちゃんとご機嫌にバイバイしてすぐ、先生が来てくれた。
医師
「失礼します、髄液検査の結果、揃いました」
翔「ありがとうございます」
抱っこしたまま、先生と一緒に結果を確認。
翔「異常ありませんね」医師「はい、異常ありませんね」
本当に良かった。
医師
「おしっこの管、抜きましょうか？
翔先生がいいかな」
翔「ありがとう、どっちがいいか聞いてみるよ、
さとくん、先生に管抜いてもらう？翔ちゃんがする？
ゴロンしたらすぐ終わるからね」
智「ふぇ〜しょうちゃ」
翔「嫌だけど、終わったら、おんぶできるよ、
先生にお願いしようね、ゴロンしよう」
少し前におうちでおんぶしてからお気に入りになった。
抱っこからおろして、ベッドへ寝かせる。
俺に向かって手をのばすから、そのまま手をつなぐ。
翔「先生、すみませんお願いできますか」
医師
「了解です、さとくんすぐだからね。
おんぶしてもらえるからね、ごめんね〜
ちょっとだけ気持ち悪いよ」
翔「じょうず、がま〜ん」
智「あ〜ん、やら」
医師
「おしまい、上手でした」
翔「おわり、お利口さん」
泣くことも暴れることもなく、あっという間に終了。
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年2月23日 21時
