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コンビニで耳鼻科の先生に会って、明日の退院のことを伝えた。
そしたら、『今から、診ておこうかな？ご機嫌ななめ？』って
聞かれた。
「はい・・・、超絶ご機嫌斜めから少しだけ復活したところなんです、
採血もして」
耳「そうか、かわいそうだけど、軽くでいいしね、さとくん、ちょっとだけ
耳鼻科寄ってよ」
智「いやにゃ〜いや」
コンビニで買い物を済ませて、好意に甘えて耳鼻科へ向かう。
耳「点鼻薬できてる？」
「今朝は、薬剤入ってないと思います。泣き通しで鼻水多めです」
耳「どうしたの？泣き通し？」
「はい、朝、点滴もれて抜くときにぐずってその後、ウルトラスーパー
がんこちゃんだったんです」
「ちょっとだけでいいって、明日おうち帰るだもんね、お願いしよう」
耳「これ、どうぞ〜」
ちらっとだけ顔を上げて、片手で受け取る。
母「さとくん、それは失礼よ、もう少しちゃんといただきなさい」
耳「お買い物に来たのに、先生に会っちゃったから嫌だもんね、
お鼻だけにしようね、前むいてごらん」
智「いや〜の」
耳「さとくん、お兄ちゃんだから、こないだもお利口さんだったもんね、
大丈夫。診るよ〜。
やっぱり、上手だね、鼻水多めだから、きれいにしとこうね」
智「いちゃ〜い、う〜ん」
「がんばれ、がんばれ、泣いちゃったら、終わらないからね」
耳「反対でおしまいだよ」
智「あ〜ん、いちゃいよ」
耳「はい、がんばった〜おしまい」
シールを握りしめてがんばった。
耳「特に変わりないね。点鼻薬は続けてね、
アレルギー検査の結果は、翔先生に説明しようか。
また、来てもらうのも大変だし、さとくんに嫌われちゃうしね」
「ありがとうございます、じゃあ、明日そのまま退院させてもらいます。
もし、症状がひどくなったらその時は受診させてもらいます。
点鼻薬がんばってもらいます」
耳「それでいいよ。病院よりはおうちに帰った方がアレルギー症状でる
ことが多いと思うから、点鼻薬は続けてね。
さとくん、またね」
母「ありがとうございました。いつも配慮していただいて。
さとくん、ちゃんとお礼言いなさい」
智「・・・しょうちゃ」
「なんだよ〜ありがとうございましたって。ママに言われたら、翔ちゃんに
甘えて・・・翔ちゃんが言ったら、ママとパパに甘えるんだから(笑)」
智「ありがと・・・」
耳「は〜い、また、お顔見せてね」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年2月23日 21時
