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ママと二人でパンパンのオムツを交換する。
案の定、お尻が赤くなっているから、薬を塗った。
さりげなく、お腹の触診をすると、便秘している。
おうちだと赤ちゃん用の浣腸を使って排泄している。
ママにだけ合図して、浣腸を取りに行く。
今日は、赤ちゃん用だと排泄できない感じだから、小児用を使う
ことにした。
黙って処置することはしないから、「お尻のお薬するよ」って
声をかける。
潤滑剤を塗って、浣腸を挿入するけど薬剤が入っていかない。
摘便が必要と判断してナースコールを押した。
すぐきてくれた看護師さんに補助をお願いする。
「少し、お尻気持ち悪いよ」
指を入れると大泣き。
智「いちゃいよ〜」
「ごめんなあ〜少しだけね」
便を取り除いた後、赤ちゃん用の浣腸をした。
智「おしり、おしり〜」
「大丈夫だよ、おうちと一緒、小さいお薬にしたからね、
もう少ししたら、お手洗いへ行こうね」
看「さとくん、お疲れさま、がんばりました」
智「ママ〜ママ〜うわ〜ん」
母「いるよ、ちゃんとママいる、お腹とおしり、気持ち悪いの
がまんしていたんじゃない？
翔ちゃんが気づいてくれてよかったね。楽になるよ。
がんばったね、お利口さんだった」
しばらく時間が経ったから、抱っこしてお手洗いへ行こうとするけど、
嫌がって抱っこさせてくれない。
仕方ないから、オムツで排泄。
オムツ交換が終わってからも、抱っこしようって言っても嫌がる。
朝のことを引きずっていると思ったけど、ママが「翔くんのかっこうじゃ
ないかしら？」って言う。
「これですか？」
母「そう、全然白衣っぽくないけど、おうちも外来も私服で診察して
くれるでしょ。それに比べたら」
「確かにそうかも、さとくん、翔ちゃんのこの服、嫌い？」
智「こわ〜い、せんせ」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年2月23日 21時
