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翔side
潤ちゃんを見送ってのんびりと続きを食べる。
智「いい〜」
「うん、ごちそうさまね、すごいねぇ、たくさん食べたね」
智「ママ・・・」
そろそろ、ママが恋しくなってきた。
看「失礼します、変わりないですか？
さとくん、どうかな？」
「は〜い、ありがとう、割と食べられて落ち着いてるよ」
智「しょうちゃ・・・」
「何もしないよ〜大丈夫、お話してみたら」
智「ママ・・・」
看「ママ、おうち？」
智「ふ〜ん」
「ママ、おうちで用事ね、また、きてくれるよ、
二人で待ってるんだよね」
看「翔先生と待っていたら、きてくれるんだって。
コンビニ行ってきたの？」
智「本」
看「本、買ったの？よかったね〜」
「そうそう、今から読むんだよね、
夕食から、ハート食に変更したいんだけど、間に合うかな？」
看「はい、間に合うと思います。先生がハート食、めずらしいですね」
「ばれてるね。特別よ、特別。小児食にしようと思ったけど、
どうせならね・・・ホント、食べないからね〜」
看「メニュー持ってくるので、選んであげてください」
「お願いします」
買った本を読んでいると今にも寝てしましそう。
とんとんすると寝てしまった。
寝顔を見ながら、メニューを選ぶ。
カレー、カステラ、おにぎり、お味噌汁、焼きそば、うどんって
少しでも食べてくれそうなものを選んだ。
お昼寝から目覚めたタイミングでママが戻ってきてくれた。
智「ママ〜、えへへ」
母「さとくん、ただいま〜。ご機嫌じゃない」
「そうです、ご機嫌です。
連絡させてもらったとおり、髄膜炎ではなかったので、
おしっこの管も抜いて、耳鼻科も行ってきました。
耳と喉は大丈夫で、鼻だけ少しアレルギー性鼻炎なので
点鼻薬をしばらく使ってみることになりました。
退院前に採血するときに、アレルギー検査も一緒にすることに
しました」
母「ありがとうございます。さとくん、大騒ぎしたの？」
智「むぅ〜」
「いいえ、本当にお利口さんで。
おしっこの管も耳鼻科も泣かずにがんばりました。
点鼻薬も。
朝は、牛乳を1パック飲んで、お昼は、
プリントジュースとおかずを少し、潤ちゃんと食べました」
母「すごいね〜、お耳もがんばったのね」
智「いたたよ〜お鼻」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年2月23日 21時
